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永森 直人 ブログ

【富山県議会報告】令和4年9月定例会一般質問に登壇しました。

2022/9/17

昨日は、県議会一般質問に、6月議会に続き登壇する機会をいただきました。

舟橋村の不信任決議やG7教育大臣会合の富山・石川両県での共催が決定するというニュースには事欠かない日ではありましたが、県議会においても重要な議論が行われました。

【高校のあり方と教育の諸問題】

高校再編をめぐっては、令和5年の県立高校の定員設定をめぐり、氷見高校、雄山高校の学級減に対し、地元市である氷見市長、立山町長が反対の意を表し、議論が紛糾しました。

中学校卒業者数のピークは昭和63年で19,000人程度でしたが、令和5年では8,751人と半分以下、そしてこの流れはまだまだ続き、例えば令和3年の出生者数は6,076人で、14年後には、今からさらに2,700人程度が減少する計算となります。

県立高校の後期再編においては、4校(泊、水橋、高岡西、福光)の統合を行いましたが、それだけでも、議論には3年の月日を要しました。

地元から高校がなくなることは、歓迎されることでなく、総論賛成、各論反対のとてもむずかしい議論であり、まして、社会全体が大きく変化する中で、高校のあり方そのものも抜本的な改革が求められており、相当に根幹的な議論を行う必要があることから考えても、その議論にはかなりの年月を要する可能性があります。

そこで、私からは、高校のあり方について、再編統合を含む議論を、外部有識者を入れた専門組織を立ち上げ、検討を早急に初めて欲しいと求めました。

知事からは、現在、教育委員会で行っている「令和の魅力と活力ある県立高校のあり方検討会」の議論を考慮し、知事の責任のもと総合教育会議において公私比率や普通科職業科の割合、学区のあり方などについて、外部有識者の意見も聞き検討するとともに、来年度以降の検討組織のあり方については慎重、丁寧に考える必要がある。と答弁されました。

将来、中学校卒業者数は〇〇人減るので、●●校減らすといった、数合わせ的な議論ではなく、県立高校至上主義などを含む、超保守的な富山県の高校教育を根本的に見直す時期が来ており、県民的な議論が行われていく仕掛け作りが重要です。検討組織については、もちろん有識者会議は必要かと思いますが、随時、タウンミーティングをしたりしながら開かれたオープンな議論を望みたいと思います。

同時に、今回の高校の定員設定の議論が難航したことなどから感じることは、学校教育というものを教育委員会だけに担わせる限界がきているのではないかということです。

私は現在も、高校生を持つ親でもありますので、なんとなくわかりますが、学校はとにかく、子どもたちに良い大学に入ってほしい、職業科であれば、少しでも良い会社に入ってほしい、そしてとにかく、進路が決まらない子を作りたくない。そんな発想であり、またそれが、実は保護者の願いでもあります。

一方で、これからの時代は、もちろん学歴も大事かもしれませんが、それだけでは生き抜いていくことが困難な時代となりそうです。

そういう意味では、あらゆる行政分野がもっと人づくりというところに関与することが重要であると感じます。

富山県では成長戦略をつくり、その取り組みを進めていますが、教育は成長戦略の一丁目一番地であり、成長戦略会議においても、教育委員会とは別の角度で、教育や人づくりについて論じる場があっても良いのでは考え、成長戦略会議内に人づくりについてのPT(プロジェクトチーム)の設置を三牧知事政策局長に提案しました。

教育委員会との関係もありますので、なかなか難しいと思いますが、私の思いは伝わったのではないかとの手応えはありました。

実際に、昨年行われた成長戦略会議においては、委員の皆様から富山県教育に対する注文や苦言が多かったという印象もあり、成長戦略に携わったような、尖った議論と教育委員会の保守的な議論が折り合う部分が、適度な改革になるのではという感じがします。ぜひとも、PTでもWGでも良いので、なんらかの検討が始まることを期待したいと思います。

そのほか、県立大学にデータサイエンス学部を新たに開設(令和6年4月予定)することを見据えて、新棟を建設することが決まっており、そのねらいなどについて尋ねたほか、6月議会に続き、車椅子バスケットボールの練習場所確保の問題についても質問しました。

車椅子バスケットボールについては、公平性の観点などという論理を持ち出され、県有体育施設での優先時間の設定や優先利用は難しいとの答弁が繰り返され残念に思いますが、引き続き訴えを続け、何か折衷案を導き出していきたいと思います。

【農業の諸問題について】

2つ目のテーマは農業の問題です。

日本経済新聞のデータで読む地域再生という特集記事があり、その中で、農地あたりの収益率の伸びについて、全国順位が出ていましたが、富山県は最下位という残念な結果でした。

なんといっても、富山県は稲作に特化していること、逆に言うと、野菜や果樹といった園芸振興への取り組みが遅れているということが最大の原因といえます。

水田率や兼業農家率の高さもあり、なかなか改革が難しい側面もありますが、もはや待ったなしを突きつけられた感もあり、知事、横田副知事に園芸振興に向けた思いをお尋ねしました。

答弁によれば、これまでの1億円産地づくりというJAとの連携を中心としたとにかう大きな産地を作っていこうという取り組みに加えて、これからは小規模でも付加価値の高い野菜や果樹を生産する農家にも支援をしていこうと決めたことが大きな政策転換です。

意欲的な目標をたててくれており、さらなる取り組みの強化を望みたいと思います。

【国葬をめぐる場外乱闘?】

9月27日に執り行われる安倍元総理の国葬をめぐり、国民の間で様々な議論があります。

私は、昨日の議会質問において、国葬当日に県として弔意を表すために半旗を掲揚することを求める予定でしたが、14日の一般質問において、県はすでに半旗掲揚と知事の国葬出席が表明されましたので、質問はとりやめ、冒頭で安倍元総理に対する哀悼の思いと新田知事が半旗の掲揚と国葬への出席や表明したことへの賛意をお伝えしました。

私の後に、質問に立った日本共産党の議員からは、逆に、半旗掲揚や知事の国葬出席に反対する旨が述べられ、国葬に国民的な反対がある以上、弔意を強制するなとの論調でした。

国葬について、国民的な議論があることは承知していますが、個人的な肌感覚ですが、国民の皆様(国葬に反対の方も含めて)が、志半ばで突然襲いかかった安倍元総理の非業の死を、悼む気持ちまで失ってしまったとは考えられないのです。

国葬の是非については、訴訟や各般選挙の結果による民意で、審判が下るものであり、現時点で合法的に決まっている以上、静かにお見送りするのが、自然であると感じています。

国葬を政局のネタにする、安倍憎しの方々が、ここぞとばかりに、死人に鞭打つ形で、心無い言葉を浴びせる行為にはただただ残念と言うしかありません。

 

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著者

永森 直人

永森 直人

選挙 富山県議会議員選挙 (2023/04/29) - 票
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射水市選挙区

肩書 富山県議会議員(3期)、自由民主党富山県連組織委員長、射水市消防団南部方面団長、小杉まちづくり協議会会長
党派・会派 自由民主党
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