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永森 直人 ブログ

【自民党議員会企画財務部会視察報告①】ウェルビーイングなまちづくりについて

2022/8/8

7月26日〜28日までの3日間、群馬県、埼玉県、東京都と視察に行ってきました。

富山県議会自民党議員会では、政策テーマごとに5つの部会を作っており、企画財務部会では、県の部局で言うところの知事政策局や経営管理部の所管する分野を担当しています。

山崎宗良部会長を筆頭に、山本徹県議、川上浩県議とともに行ってきました

【群馬県庁】

初日は、群馬県です。始めに群馬県庁を訪問し、新たに策定した総合計画と県庁最上階に設けられたコワーキングスペースNETSUGENを見てきました。

では、なぜ群馬県なのか?

富山県では昨年、新田知事が成長戦略を策定し、その柱にウェルビーイング(真の幸せ)という概念を据えました。

群馬県の総合計画においても、基本ビジョンとして、「3つの幸福が調和した快疎な群馬県」を掲げ、幸福度レポートを独自に策定するなどの取り組みを進めています。

富山県でも、今年度は、ウェルビーイングの評価指標の策定に取り組むことにしており、群馬県における幸福度レポートは参考になるものといえそうです。

https://www.pref.gunma.jp/contents/100226757.pdf

3つの幸福とは、「一人ひとりの幸福」、「社会全体の幸福」、「将来世代の幸福」であり、この3つの幸福を実現することにより、都会などから人を惹き付ける「快疎」な群馬県をつくるとしています。

またそのためには、「他人が目指していない領域で動き出す始動人」を育成し、地域課題を解決する「官民共創コミュニティ」をつくり、自立分散型の社会をつくるとしています。

とても素晴らしい計画であると思いました。他方で、難しいのは、計画をどう実現していくのかということです。例えば、始動人をつくるということは大変に素晴らしい観点ですが、じゃあ具体的に、教育をどう具体的に改革していくのか?そういった道筋は、計画を見ても判然としません。

計画を実現するためには、やはり知事が先頭に立ち、リーダーシップを取って改革を断行していくことが求められそうです。

また群馬県では、幸福度レポートというものをつくっており、幸福度の見える化に取り組んでいます。

7つの柱、19の施策それぞれについて、県民アンケートによる主観的な評価と統計指標などによる客観指標を組み合わせており、県民アンケートについては、民間委託し、レポート作成自体は、職員が自ら作成しているとのことでした。これからも毎年実施し、県民幸福度を高めていくそうです。

群馬県庁においては、山本一太群馬県知事との懇談の機会も頂戴し、知事の生の思いを聞かせてもらいました。約30分の面談時間、ほぼ知事はしゃべりっぱなしで、これまで取り組んできたことを熱く語っていました。

「とにかく劣化東京(東京の真似をして、東京より規模も質も低下したものやサービスをつくることかと思います)の政策はやらない」、県庁内に「動画撮影スタジオ」をつくり、職員自らが情報発信に取り組み、いずれ「県庁内にクリエイティブ集団をつくりたい!」との発言が印象に残りました。

またNETSUGENは、群馬県庁最上階32階に設けられた官民共創スペースです。

素晴らしい眺望の群馬県庁32階のスペースは、驚くことに、これまではほとんど活用されてこなかったそうです。

評判はとてもよく、会員数も少しずつ増え始めているようです。

確かに雰囲気もよく、使い勝手は良さそうでした。

【太田アリーナ視察】

そして、午後からは群馬県太田市に移動し、現在整備中の太田アリーナの建設事業について話を聞きました。

太田市には、現在、市民体育館(昭和56年 群馬国体)がありますが、39年経過し老朽化が進んでおり、また群馬県太田市に本拠地を置く群馬クレインサンダースのホームアリーナが必要であることもあり、また後述するふるさと納税を活用した民間企業からの寄付の申し出があったこともきっかけとなり、建設に至ったそうです。

総事業費は、82.5億円であり、財源は、国の交付金や県の補助金のほか企業版ふるさと納税の活用を行うこととしています。

企業版ふるさと納税を使うというところが、非常に特徴的といえますね。

事業期間は令和2年〜5年度であり、①市民のスポーツ拠点、②防災拠点、③地元チームのホームアリーナとして(スポーツを見て楽しむ)拠点というコンセプトです。

ロールバック席で1,752席、普通席2,793席、ボックスラウンジ席129席で5,027席という規模で、B1のホームアリーナの基準である5,000席をギリギリ超えています。

人口22万人の太田市が持つには、やや大きな設備ともいえますが、市においては若者女性の県外流出に歯止めがかからない状況であり、観光資源も潤沢でない中、市のブランド力を高めるために必要と判断したようです。

施設の運営については、指定管理者制度を活用することを想定していますが、施設の維持には、それなりの規模の財政負担が不可欠となり、施設の効率的かつ有効な活用や周辺産業への波及効果を高める施策の推進などが今後の課題といえそうです。

富山県においては、現在、富山県武道館をPFI方式で建設する計画を進めていますが、いわゆるアリーナと呼ばれるものがない状況です。ウェルビーイングなまちづくりや関係人口の創出において、スポーツや音楽などを楽しむ「アリーナ」の存在は重要であり、県の成長戦略の中においても、そのあり方はぜひ検討してほしいと思います。

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著者

永森 直人

永森 直人

選挙 富山県議会議員選挙 (2023/04/29) - 票
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射水市選挙区

肩書 富山県議会議員(3期)、自由民主党富山県連組織委員長、射水市消防団南部方面団長、小杉まちづくり協議会会長
党派・会派 自由民主党
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