2022/7/30
久しぶりに新型コロナ感染症についてブログを書きます。
【現在の感染状況】
感染者数は連日1,000人を超えています。想定されていたことではありますが、第6波とは次元の違う感染拡大となっています。

入院者数は7月29日現在で150人、重症者数は2人。また宿泊療養施設は293人となっており、自宅療養者は初めて1万人を突破しました。
【今後の感染拡大は?】
国際政治学者 三浦瑠麗さんのツイッターから拝借した東京都の今後の動的予測です。

この結果によれば、東京都の感染拡大のピークは8月8日の週に迎えることが予測され、病床使用率はその17日後にピークを迎えると予測されています。
東京都と富山県では、人口の年齢構成や世帯構成も異なり、コロナへの意識にも若干違いがあると思いますが、過去の例をみれば、富山県の感染拡大のピークは東京都よりも遅れてやってくる傾向があるように思います。
そう考えれば、少なくともお盆以降くらいまで感染拡大は続くと考えられます。場合によれば、さらに突き抜けた感染拡大に至るケースも視野に入れて置く必要があるのかもしれません。
【病床はどうなるのか】
第6波において、入院者数のピークは170人程度、宿泊療養施設のピークは300人程度です。
しかし下記の入院者数の内訳をみると、1月末ごろに150人程度になりますが、この頃はほとんどが軽症・無症状の入院者であり、これが、感染者が増加するに連れて、中等症以上の方の割合が増えてきます。
感染拡大当初と比べ、感染拡大ピーク時は、入院する方を、リスクの高い方により重点化していると言えます。

第7波においても、おそらく同様の傾向はあるのではないでしょうか。
入院者数については、現在150人であり、なお上昇基調が続いていますが、今後、第6波のピークである170人を超え、200人近くに差し掛かるかどうかが、当面は重要な指標という気がいたします。私の予測では、入院者をよりリスクの高い方に重点化することで、入院者数はもう少しでピークを迎えるのではないかと思います。
【ステージ2への引き上げはあるのか?】
そんなわけで、結論的には、ステージ2への引き上げに至る可能性は、とても低いと思います。
全国的には、飲食を中心する行動制限を新たに行う気配はほとんど見られません。新田知事は、第6波において、飲食の制限を中心とする「まん延防止等重点措置」を取らなかった数少ない知事であり、全国に先駆けて、飲食の制限が中心といえるステージ2への引き上げをすることはないでしょう。
【行政にはもっと打ち手があるのではないか】
しかし、懸念があるとするならば、高齢者の感染者が増え、重症者数が増加することです。昨日のKNBの報道を拝借しますが、昨日は高齢者施設で4件のクラスターが発生しました。
介護施設や医療施設が、感染症対策に神経を尖らせていることは理解しており、これ以上の対策は不可能なのでしょう。そう考えれば、急ぐべきは、リスクの高い方が多く存在する介護施設等の居住者・利用者に対し4回目の接種を急ぐことではないでしょうか?
県や市町村は、介護施設等に対して4回目のワクチン接種を促しているのでしょうか?
感染症対策には、できることに限界があるのも事実です。しかし、打つべき手はすべて打つ、このことが重要であると思います。
【遅すぎる厚生労働省の対応】
本日の読売新聞のトップには、
「政府方針 第7波収束後、コロナ全数把握見直し」
「2類相当から下げ検討」
の文字が並びました。
新型コロナの感染拡大が始まってから2年半、国民のワクチン2回接種が済んで1年、ウイルスの弱毒化が進んできたことが明らかになった第6波の経験、こうしたことを加味すれば、第6波収束後に、速やかに「コロナ全数把握の見直し」に着手すべきであったと思います。
昨日の全国知事会議の報道についても、議論がすれ違っていますね。


分類見直しは確かに、現在無料となっている、コロナ診療等の課題などもあり容易ではないことはわかりますが、知事会の求める全数把握の緩和については、すぐにでもできることがあるのではないでしょうか?
保健所や病床のコントロールを行う都道府県知事たちの主張には非常に差し迫ったものを感じます。
こうした都道府県知事たちの思いを、国会の先生方はどのように受け止めているのでしょうか?
特に与党の国会議員の先生方には都道府県と厚生労働省の主張の隔たりを埋めるために、現場の声を受け止め、事態収束に積極的に動いてほしいと思います。
私達、地方議員にできることは、とても少ないのです。
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