選挙ドットコム

永森 直人 ブログ

富山県の持続可能な公共交通のあり方を考えるプロジェクトチームが立ち上がりました。

2022/5/26

富山県議会自民党議員会内に「持続可能な公共交通のあり方を考えるプロジェクトチーム」が立ち上がりました。

座長には高岡市選出の山本徹県議が就き、私は事務局長に指名されました。

富山県では、これから約2年かけて、富山県の公共交通の未来像を描く「富山県地域公共交通計画」をつくります。

過去の県政をみる限り、県のつくる計画は、誤解を恐れずに言えば、やや守りに入った計画をつくりがちですので、議員としては、大胆でダイナミックな提案ができるように勉強を重ねていきたいと思います。

とはいえ、県としての意気込みもこれまでとは違うのかな?とも感じています。と言うのも、今年の4月の県人事で交通政策局の県地域交通政策監に富大の中川大教授が就任し、県の交通政策の改革に取り組んでくださることになりました。

そんなわけで、昨日は、自民党議員会で中川先生のお考えを聞こうということで、勉強会を開催しました。

公共交通の視点はたくさんありますが、この日の主なお話は富山県の鉄軌道のあり方についてでありました。

まず大前提の話として、日本と欧州などの世界とでは、公共交通の捉え方に大きな違いがあることが指摘されました。 

日本においては、公共交通事業者は、営利事業であり、採算の最大化と経費の最小化が最重視されています。そして公共(国や自治体)の役割は、公共交通事業者の赤字補てんです。

対して、欧州では、現在も、コロナに動じることなくカーボンニュートラルに向け公共交通に大きな投資が行われています。公共交通は環境、観光、教育、都市の活性化など社会全体の利益を向上させるものであり、社会全体のウェルビーイングの向上のための大きな手段と位置づけられています。したがって、単なる赤字の補填でないため、税金の投入も理解されやすくなっています。

民間事業者がバラバラに自社の利益の最大化を図るために公共交通を行う日本とあるべき公共交通の姿を自治体が描き、そのために必要な公共交通事業者を適切な競争のもとで参入させる欧州といったところでしょうか?

新たにつくる地域公共交通計画では、まずこのあたりの公共交通の捉え方(つまり理念)というものをはっきりさせるところからスタートさせるべきだと感じました。

では、どこから手を付けるべきなのか?

中川先生によれば、鉄道のダイヤの利便性をグッと高めるパターンダイヤ化から始めるのが良いとの指摘がありました。

私も過去に、あいの風とやま鉄道のパターンダイヤ化について県議会で質問した頃があります。その時の質疑応答は以下のとおりです。

(平成28年3月議会)

【永森質問】先般取りまとめられました新しい地域交通ビジョン案においては、地域間交通の利用促進を図るため、いわゆるパターンダイヤについて可能な限り実現できるよう検討を進めると記載がなされております。県内の地域間公共交通の大動脈であり、旅客数も多いあいの風とやま鉄道がパターンダイヤに率先して取り組むべきであると考えますが、山崎知事政策局長の所見を伺います。

【山崎知事政策室長(当時)答弁】あいの風とやま鉄道におきましては、こうしたパターンダイヤの導入は、JR線や隣県会社など、他の社線との接続が多いことから、乗り継ぎ時間が長くなったり、乗り継ぎができなくなったりしないよう、他社の線との接続利便性の確保も考慮する必要があること、またパターン化する場合、列車の発着時間を優先して乗務員や車両運用を行う必要があるため、乗務員等の運用が非効率となり、コストが増加することも想定されます。また、現在は、富山駅で連続立体交差事業が行われておりますために、駅構内で折り返し運転ができないなど、車両運用に一定の制約があることも考慮する必要がございます。こうしたことから、あいの風とやま鉄道では、今後とも採算性を考慮しながらできるだけわかりやすいダイヤとなるよう努めますとともに、パターンダイヤにつきましては、課題を踏まえた上、運行本数が比較的少ない日中の時間帯において実現できるかどうか、引き続き検討を進めたいとしておりまして、県といたしましても、必要に応じて助言などを行ってまいります。

と、まあ、非常に後ろ向きの答弁となりました。

今後、中川教授の交通政策監就任により、どのような変化が県の施策に生じてくるのか非常に楽しみであります。

富山県は、日本一の公共交通先進地域を目指せる地域です。

全ての市町村に鉄道駅があるのは47都道府県で富

山県だけだそうです。

全市町村から新幹線駅へのアクセス時間が日本一短いのも富山県です。

コンパクトな地形の中で、東西南北にバランス良く鉄軌道がすでに整備されている富山県のポテンシャルは大きいと思います。

新田知事の掲げるウェルビーイング日本一の富山県をつくるためにも、公共交通政策について、市町村と一丸となって大胆な改革をもたらす。そしてピクトダイヤと言われる、鉄道と鉄道駅からの二次交通をともにパターンダイヤ化していく。このことを実現するために、自民党議員会でもしっかりと勉強していきたいと思います。

(本日掲載の新聞記事も参考までに)

この記事をシェアする

著者

永森 直人

永森 直人

選挙 富山県議会議員選挙 (2023/04/29) - 票
選挙区

射水市選挙区

肩書 富山県議会議員(3期)、自由民主党富山県連組織委員長、射水市消防団南部方面団長、小杉まちづくり協議会会長
党派・会派 自由民主党
その他

永森 直人さんの最新ブログ

ホーム政党・政治家永森 直人 (ナガモリ ナオト)富山県の持続可能な公共交通のあり方を考えるプロジェクトチームが立ち上がりました。

icon_arrow_b_whiteicon_arrow_r_whiteicon_arrow_t_whiteicon_calender_grayicon_email_blueicon_fbicon_fb_whiteicon_googleicon_google_white選挙ドットコムHOMEicon_homepageicon_lineicon_loginicon_login2icon_password_blueicon_posticon_rankingicon_searchicon_searchicon_searchicon_searchicon_staricon_twitter_whiteicon_youtube