2022/2/2
【これまでの経緯】
昨日(2月1日)、自民党議員会から新田知事に対し、大型施設整備の民間活力導入について、「PPP/PFI手法の導入に関する提言」を行いました。
PPP・PFIとは、公共施設の建設・維持管理、運営等を行政と民間が連携し、民間の創意工夫を活かしたり、財政資金の効率的な運用を図ったりするものです。
今回、焦点となっているのは、現在、県が建設を予定している「富山県武道館」、「高岡テクノドーム別館」、「新川こども施設」への民間活力導入です。
いずれの3施設も、前知事(石井隆一知事)の時代に建設方針を決めた施設でありますが、令和2年11月に新たに就任した新田知事は、新型コロナなどの社会情勢や財政環境の変化を踏まえ、既存の計画をそのまま踏襲するのではなく、民間活力を入れ、効率的な建設・運用を検討したい旨を表明しました。
そうした方針を受け、令和3年度1年間をかけて、県では、富山県武道館と高岡テクノドーム別館について、民間活力導入可能性調査を実施してきました。

【自民党からの提言】
まず大前提として、富山県武道館、高岡テクノドーム別館の2施設は、すでに施設の基本設計が終わっていることがあります。
通常、PFI手法を入れる場合、施設の設計、建設、運用を一体的に行うことにより民間の創意工夫を発揮することができるわけであり、全国的には、PFI事業が800例程度ありますが、基本設計完了後にPFIを導入している例は極めて少なくなっています。
そもそも、基本設計完了後にPFIを入れることの、ハードルはとても高いということは踏まえる必要があります。
その上で、富山県武道館については、①武道館という施設の特性から利用料収入での創意工夫の余地が限定的であること、②PFI手法を導入することにより、施設整備が2年間遅れることから、そのデメリットを上回る効果があるかは極めて疑問と提言しました。
また仮にPFI方式を入れる場合には、すでに完了している基本設計に対する改善提案を受け付ける方法を採用するべきとしました。
高岡テクノドームについては、施設の用途が、イベントやコンベンションであり、運営面では民間事業者の創意工夫の余地が高く、しっかりと検討した上で、PFIの導入も一つの選択肢であるとしました。
新川こども施設については、まだ基本設計に至っていないので、今後、しっかり検討すべきとしました。
意見交換の場では、新田知事から3つの施設整備について「知事就任時に、コロナを踏まえると、従来型の整備と指定管理者制度での運用という手法では難しいと考えた。いかに稼働率を上げ、サービスを向上させ、親しまれる施設にするのかを考えた」との思いが述べられました。
武道館は約90億円、高岡テクノドーム別館は30億円をかける大型事業であり、ハコモノを作って終わりとせず、どう活かすかまでしっかりとした検討することが問題の本質であると思います。

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