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武雄アジア大学オープンキャンパス雑感。

2026/3/21

武雄アジア大学オープンキャンパス雑感。

武雄市に開学予定の武雄アジア大学で3月20日、初のオープンキャンパスが開かれたので現地を訪れた。

初日午前の参加者は約80人。来場者は高校生に加え、保護者や地元住民の姿も多い。受験を検討するであろう「潜在需要層」は全体の3〜4割程度か。

会場では冒頭、「オープンキャンパス中の写真・動画の撮影および録音を全面禁止」とする注意があった。大学業界に詳しい有識者によると「SNS全盛の昨今、オープンキャンパスの様子は参加者に積極的に撮影してもらい、発信につなげるのが業界のスタンダード」とのこと。

会場内を歩いていると、職員からの視線を感じる。3年前から大学構想に異を唱えてきた人間には案の定「厳戒体制」。ガイダンスを聞くために大教室に入ると周囲には複数の職員の姿。過去の市民向け説明会で、今村正治・佐賀女子短期大学学長から恫喝された記憶が蘇る。さらに、別の参加者からこんな話を聞いた。会場上方から、来場者の動きを追うように動画撮影が続けられていたという。

行事の冒頭、小長谷有紀学長は大学の目的として「地域に資する人材育成」を掲げつつも「佐賀に留まる必要はない」と発言。若年層の域外流出防止を「公益性」として大学への13億円補助の根拠としてきた武雄市の見解とのニュアンスの違いを感じる。

一方、会場には武雄市職員の姿も確認されたが、運営を補助する動きは無し。小松政市長は「大学を活かしたまちづくり」と繰り返しているが、現場では乖離があるようだ。

体験授業では「推し活で使える韓国語」と題したプログラムを受講してみた。

BTSのコンサートに行った時の掛け声や、「会いたかったです」「かっこいいです」「ナデナデしてください」などを韓国語でどう言うのか、との内容。「最近の大学の授業はこういうものなのか」と衝撃を受けた。これが大学の授業と言えるのかどうかは、読者の判断に委ねたい。

配布資料には、武雄アジア大学の最新パンフレットのほか、佐賀女子短期大学のパンフレットも同封されていた。どういう意味合いなのだろうか。

そして、武雄アジア大学のパンフレットの冒頭には武雄市長と学長の対談を配置する構成。様々な大学のパンフレットを目にして来たが、冒頭に見開きで地元首長と学長の対談は極めて珍しい。

公式SNSを紹介するチラシでは、YouTube、Instagram、公式LINEの3媒体が案内された。一方で、公式アカウントが存在するXについては言及がなかった。

そして何より、受験を検討している高校生たちが知りたいであろう、第1期生の志願状況や入学見込み者数についてはガイダンスの中で全く触れられることが無かった。これは関係者向けの内覧会と同一の対応。4月4日の入学式が目前に迫っているのに明らかにしないのはなぜなのだろうか。

武雄市民が支出した13億円。無償で貸し出された市有地。その上に建つ校舎。加えて、周辺道路の整備や、大学と地域を結びつけるための地域おこし協力隊の配置など、見えにくい形での支出も積み重なる。財源は住民の税金だ。

武雄アジア大学は今後、一体どのような大学になるのか。住民の未来に「負担」としてのしかからないようにするにはどうしたら良いか。住民を守るという視点でこれからも注視していきたい。

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著者

こんどう けんじ

こんどう けんじ

選挙 網走市議会議員選挙 (2019/04/21) [当選] 1,142 票
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肩書 人材開発株式会社CEO/DXコンサルタント/公共交通アドバイザー
党派・会派 自由民主党
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