2025/10/7
一般的に、月の残業時間が80時間を超えるとメンタルヘルスのリスクが高まるとされています。
しかし、バブル崩壊後の長期不況を経て、中小零細企業の経営者で月80時間未満の残業で済む人はほとんどいないのが現実です。
それでも経営者が踏ん張れるのは、自分の好きなことを、好きなやり方で実行できる裁量があるから。
一方で、指揮命令系統の中で、上から細かく管理される立場では、
たとえ残業ゼロでも、心がすり減ることがあります。
仮に、箸の上げ下ろしまで指示されるようなマイクロマネジメント環境では、
自由のない「精神的拘束」こそが最大のストレスになります。
同じように、一国の総理として国家を背負う立場と、
その指示のもとで動く官僚の立場では、
発言の「自由度」も「責任の重さ」もまったく異なります。
同じ言葉でも、発する立場によって受け取られ方が大きく変わる。
高市総裁の発言が議論を呼んでいるのも、その「立場の違い」が背景にあるのではないでしょうか。
働き方の多様化が進む今、
「立場による働き方とストレスの違い」を理解することが、
真のワークライフバランスの議論の出発点だと思います。
経営者には、資金繰りや社員・その家族を守らなければならないという重圧と孤独。
働く人には、組織の中で長時間労働や指揮命令によるストレス。
どちらもそれぞれの苦しさがあります。
賃金の上昇による物質的な豊かさはもちろん、
「やらされ感」ではなく「やりがい」を感じられる労働環境の整備こそ、
これからの政治に求められているのではないでしょうか。
高市氏の「WLB捨てる」発言、過労死弁護団が撤回求めて抗議の声明 [高市早苗総裁 自民党総裁]:朝日新聞
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