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東日本大震災発災7日目(2011年3月18日)、船橋市議会予算特別委員会での朝倉幹晴質疑議事録

2023/3/11

2023年3月11日 船橋市議(無党派) 朝倉幹晴

東日本大震災の緊迫した質疑・緊急対応を思い起こすため、議事録(一部、3月18日分)を共有いたします。


◆朝倉幹晴   震災対応で、職員並びに議員のほうも、事前に十分意思疎通ができていないので、わからないところはわからないと言っていただいて結構である。
 予算参考資料19ページ、住宅手当緊急特別措置事業費について、公明党の質問に関連して伺う。
 震災の影響とその対策は、防災課だけではなく、健康福祉局にもかかわってくると思う。これについては、震災後のいろんなメーリングリストの意見交換などの中で、根本的な問題提起が出てきている。
 今避難所は、体育館とか、水野副市長にもご配慮いただいてアリーナを提供するとか、集団避難する形が一般的になっているが、果たしてそれでいいのか。
 例えば、市内で言うと、レオパレスなどの空き家──空き家というか、今入居してないところや、あいた社宅などがある。そこを有効利用して、市がきちんと家賃補助する形で住んでいただく形──各戸ごとの避難の形に誘導したほうがいいのではないか。
 当面の方策としては、例えば福島原発並びに被災地からの避難者が船橋に来た場合で、もし中長期化する場合には、この手当に入れられるのではないかと思う。今後、船橋で同じような被災、災害が起こった場合、また、当面の震災被災地とか原発周辺とかからの受け入れの際には、集団避難ではなく、各戸ごとの住宅提供の方向を検討すべきではないか。
 副市長とかに伺う。

◎松戸 副市長  今委員からアリーナの話があったが、確かに原発の関係で大量避難の可能性がある。市長とも相談しながらやっているが、第一義的には、集団で入っていただくところを用意することを考えている。そして、今建築部と、宅建業界とで──きょうもやることになっているが──空き家情報等の交換をして、戸別の部屋を希望される方にあっせんをしていく形をとる準備をしている。
 ただ、長期的な家賃補助の関係については、まだいろいろ詰めなければならないので、その辺については、ちょっと後回しになると思う。
 手法としてはそのようなことを考えている。

◆朝倉幹晴 委員  その方向を検討いただいているようなので、ぜひ進めていただきたい。
 計画停電について、きのう告知の問題をやったが、今後ある程度告知が徹底されていけば、一般家庭は停電に備えて準備できると思う。
 やはり、深刻なのは医療機器を多く使っている家庭──たんの吸引とか、人工呼吸器を使っている家庭の体制をどうするかである。
 まずは担当部局すべてにお聞きするが、市が把握している在宅医療機器を使っている人に対する震災後のフォローと今後の方針はどうなっているか。

◎介護保険課長 在宅で医療機器を利用するのは、純粋に医療の方もいらっしゃるかもしれないが、多くは福祉サービスを受けている方である。
 そこで、私どもは介護保険課だが、福祉サービス部の中で手分けをして、主に在宅でケアマネジャーさんなどのお世話になっている方について調査をした。
 停電実施の前日3月13日日曜日の午後に、市内の居宅介護支援事業者と小規模多機能型介護事業所──在宅で生活している方のケアプランを作成している事業所──に対して、人工呼吸器など命にかかわるような医療機器を使っている方の対応をどうするのか報告せよというファクスを送っている。
 同時に、同じところに職員から直接電話を入れて、万が一にも事故が起こらないように対応の促しをした。
 ケアマネさんには本当に申しわけなかったのだが、当日の夜中、早朝2時ぐらいまで電話をしまくり、およそ7割のところに連絡がついた。また、いろいろな相談も承り、場合によっては救急車で病院に行ってくれといったお願いもした。また、そのとき連絡がつかなかったところについても、翌日職員総出で電話をし、停電実施時刻である9時20分のほんの数分前に全事業所に連絡がついて、対応ができることを確認した。

◎包括支援課長 私ども市の訪問看護ステーションを所管しているので、そこの対応をご説明させていただく。
 今回の計画停電の影響については、人工呼吸器と在宅酸素利用者が1名いた。人工呼吸器の方については、家族や主治医と協議して、入院の対応をさせていただいている。
 たんの吸引器利用者は6名いらっしゃって、携帯吸引器を持っている方には、状況を説明して、充電の徹底をお願いし、持っていない2名の方については、充電可能な携帯の吸引器を貸し出し、もう1名の1日数回のたんの吸引の方については、体位変更や手によるたんの排出方法をご説明している。
 その他エアマット、電動リフト等も個別に計画停電に対応できるように、使用方法等を個別に説明をして、対応している。

◎障害福祉課長 障害福祉課では、電気式たん吸引器とネブライザーを給付している。今報告があったように、いろんなところが動いているので、対象者158名のうち既に市として状況把握している方以外の方に、個別に電話連絡させていただいている。その中には、内蔵バッテリー等があって大丈夫だという方、入院中でもう使用していない方もいた。
 内蔵バッテリー等がついていない50名程度のうち、26名については、既にお医者さんのほうに相談済みだったり、予備電源の配慮ができていたり、確保できていたりしていることを確認している。
 残り24名については、まだ相談も何もしてないとのことだったので、主治医やメーカーに相談するよう、ご案内した。

◎療育支援課長 私どもは、子供さんの療育施設を担当しており、こちらの施設について、一応私どものほう、常時医療を必要とするお子さんの数を調査したところ、マザーズホームに5人いた。
 この方たちについて、こちらから連絡をとり、医療機関や医療機器メーカーで計画停電の対応をとるという情報もあったので、そのような情報とそれぞれその方たちのご自宅が計画停電のどのグループに属するかの情報をお伝えした。
 その聞き取りの結果、4人の方は充電器あるいは手動で対応できるタイプのものをお持ちだった。残りお1人の方についても、既に医療機関に相談済みで、受け入れてもらうので大丈夫だということを確認している。

◆朝倉幹晴 委員  どうもありがとうございました。今お聞きする範囲では、非常に迅速、的確な対応がされたと思う。在宅の人たちは非常に助かったと思う。市のとるべき対応だったと思う。
 1つだけ確認したい。
 前日対応──少し当日になることもあるが──がなされているので、大丈夫だと思うが、計画停電については不規則なところがある。今市がフォローしているところで、そこら辺も含めて、在宅で十分大丈夫だと考えていいのか。お1人の方でまとめていただきたい。

◎福祉サービス部長 その後、ちょこっと相談なんかも受けているケースもあるそうだが、こちらとの接触はあるので、今現在対応的には大丈夫だと思っている。SOSが出れば、こちらのほうにご相談が来る形になっているので、今の対応で大丈夫だと考えている。

◆朝倉幹晴 委員  どうもありがとうございました。次に、震災以外に行く。
 予算参考資料25ページ、日常生活援護費の7番入院老人おむつ代扶助費について。
 第2号被保険者が対象となるとあるが、具体的にはどのような方か。すべてでなく、例示でも結構だが、どういう方々か。

◎高齢者福祉課長 本事業は、在宅で要介護3から5の方を対象として、市単で行っている事業で、その方が入院した場合、連続して3カ月、年間で6カ月まで助成金を支払う事業である。今までは2号被保険者のいわゆる40歳から64歳までは対象外となっていたが、介護の負担は同様であるので、今回、新たに拡大するものである。

◆朝倉幹晴 委員  具体的な疾病名について、示してもらいたい。

◎高齢者福祉課長 例えば、がん、初老期における認知症、関節リウマチ等々である。

◆朝倉幹晴 委員  この枠での最後。
 私は、公立保育園の民営化自身もおかしいと思っているが、震災で今非常に混乱しており、本会議でも何度も議論しているように、やはり市民、特に当事者との対話の時間や周知徹底の時間から考えて、2017年(後刻「2013年」と訂正)3月実施にこだわる限り、さらに混乱が増幅してくるかと思う(発言する者あり)え、2013年4月実施でしょ。

○委員長(上林謙二郎) 今17年と言った。

◆朝倉幹晴 委員  あ、2013年4月実施。
 今までの説明会の中でも、その日程は絶対ずらさない、もう結論決まっているのに、あなた方と話しましょう──それって対話じゃない。皆さんの意見も聞きながら結論を決めていくのが対話である。したがって、少なくとも1年は繰り延べて2014年4月実施として、皆さんと十分議論していきたいという姿勢にならないと、やはりこれは結論の押しつけになるのではないか。
 私は全体もおかしいと思っているのだが、提案するにしても、せめてそこまでは考え直すべきじゃないか。もうガイドラインの選定委員会も結論が予定よりおくれているし、今回震災もあったし、水入りというか、1年繰り延べることを考えるべきではないか。

◎保育計画課長 公立保育園民営化の問題については、本会議の中でも何度も議論があった。
 待機児童対策、地域の子育て支援という行政の課題があるので、これにしっかり取り組んでいくために民営化の取り組みをしている。
 今まで、寄せられた意見の中には、いろんなご不安がある。これらについて、今ガイドライン検討委員会のほうで、保護者を含めて、どのようなことが不安か、どのようなことを整理すればお子さんに影響ないように進めていけるか、というところをしっかり議論をしていただいている。そして、このことを保護者の方にご説明して、ご理解いただきながら、進めてまいりたいと考えている。

◆朝倉幹晴 委員  2013年4月という方針は、全然変えないのか。

◎保育計画課長 やはり行政として取り組まなければならない課題があるので、ここを考えながら、やはり民営化は実施していきたいと考えている。

◆朝倉幹晴 委員  非常にあいまいな答え方で逃げていると思うが、私は同意しないということ、少なくとも1年繰り延べるべきだということを表明して、質問を終わる。

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著者

朝倉 みきはる

朝倉 みきはる

選挙 船橋市議会議員選挙 (2023/04/23) [当選] 4,251 票
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肩書 船橋市議(無党派)・予備校生物科講師・日本分子生物学会会員
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