2023/11/10
現職市長が長淵にある明星大学の跡地を市として買い取る方針を掲げてからはや1年以上が経ちます。この間、青梅市議会でも本件に関する調査や市からのヒヤリングを重ねてきましたが、結局は購入後の使途が定まっていないことのみが浮き彫りになっているのが現状です。
市が購入した場合には、現在市内に点在する様々な公共施設をこの地に集約するなどのアイディアが示されましたが、市民にとっては不便な場所であり、例えば河辺駅徒歩圏内にある総合体育館を明星大学跡地に移すことなどには無理があります。なぜそんな場所に、といぶかしがる多くの市民の声が私のところにも届いています。

明星大学の跡地は山林を含む80万㎢の広大な敷地の中に5棟の校舎や体育館など15の建物、野球場、サッカーなどができる運動場、テニスコートなどの運動施設が残されています。ここにはピーク時には約2000人の学生が通いましたが、駅からの利便性が悪いなどの状況から学生が集まらず、2015年に閉校しました。
こちら体育館。
聞くところによれば、大学はこの間、買い手を探してきたそうですが、このエリアは市街化調整区域内にあり、開発された用途も「大学の建設」であったため、例えば他の学校を誘致するなどであれば可能ですが、工業用地などに使うことができません(土地の用途を変更するには長い年月と様々な調整が必要です)ため、手をあげる方がおらず、浜中市長が購入の意思を示しました。
市が積算した購入費やおそらくその後必要になる施設の改修、不要な建物の解体などを行えば推計30億円もの公費(税金)が投入されることになるのではないでしょうか。これまで市民から寄せられてきた様々な提案や相談について、市長は「財源がない」ことを理由に、ことごとく対応をしてこなかった2期8年があります。たしかに財源がないのでは袖の振りようがないのですが、そこにきて急に30億円もの買い物を明確な計画や目的も示さずに購入すると言い出したものですから、何がおこったのか意味がわかりません。単なる説明不足ではなく、1年以上も市議会で調査してもやはり不明。
浜中市長は本件に関して「購入は断念する」と明確に白紙撤回することもなく、今回の青梅市長選挙に臨んでいます。
青梅の未来に大きな負の遺産になるかもしれないこの問題について、触れてくれるなとでも言わんばかりの姿勢に、これは争点かくしではないかと思われても不思議ではありません。とはいえ、各紙で報じられているこの問題について、市民の皆さんはぜひ是か非かを考慮した上で、今回の市長選に投票いただきたいと思います。
朝日新聞
https://www.asahi.com/articles/ASRC35WKLRC2UTIL012.html
25ジャーナル
https://tokyo.25journal.net/25journal/20211218.pdf
なお、もし明星側(明星学苑)からの無償譲渡の相談があれば、きちんと使途を定めた上で検討することは可能だと思います。
そのうえで財政面での将来の収支を考え、維持管理経費などを踏まえたトータルコストを算出することが必要です。
http://blog.livedoor.jp/ohsemachi/archives/59285515.html
いずれにしても、明星大学青梅キャンパス跡地については計画なき購入をストップします。
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