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図書館がくれた親子の時間|川ばた ひろこ(川端博子)|大阪市都島区

2026/5/9

本ある暮らし|No Book No Life #03

子育て中、私はよく大型ショッピングモールの本屋さんに立ち寄っていました。
 
子どもと一緒に本を探して、「これにする?」「あっ、こっちも好きそう」と話しながら棚を見て回る時間は、今思い返してもとても楽しいひとときです。そばで読んであげるのも幸せでしたし、背中を丸くして夢中で読んでいる後ろ姿は本当にかわいかったです。 

まだ小さかった息子たちが、いつの間にか声に出して読めるようになっていて、「こんなふうに成長していくんやな」と驚いたことも何度もありました。本を通して見える子どもの成長には、そのときそのときのうれしさがありました。 

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私自身も、本との出会いを求めて店内を歩く時間が好きでした。家事や育児に追われて、気持ちに余裕のない日も多かったのですが、本を眺める時間だけは少し肩の力が抜けて、自分に戻れるような気がしていました。ほんの短い時間でも、私にとっては小さなご褒美でした。
 
子どもが生まれた頃、当時住んでいた城東区の図書館は古かったのですが、その後、建て替えられて明るく広くなり、子どもにも親しみやすい空間ができたときは、とっても感動しました。 

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大阪市ホームページより

いちばんうれしかったのは、親子でふらっと立ち寄りやすくなったことかもしれません。明るくて、広くて、子どもも気持ちよく過ごせる。そんな空間があるだけで、「また行こう」と自然に思えました。本を借りるだけでなく、そこへ行くこと自体が楽しみになっていた気がします。息子たちが大好きだった本は「かいけつゾロリシリーズ」でした。 

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大阪市立図書館ホームページより

今でも息子たちは、最寄りの都島図書館ではなく、自習スペースのある城東図書館へ行きます。
小さい頃に一緒に読んだ時間や、図書館で過ごした記憶は、親の中にも子どもの中にも、案外ずっと残るものなんだなと思います。
 
本屋さんには本屋さんの楽しさがあります。でも図書館には、また違うよさがあります。本を買わなくても、親子で、家族で、ゆっくり本に触れられること。お金をかけなくても、こんなに満たされる時間があること。そのありがたさを、私は子育ての中で何度も感じてきました。
 
子どもと本を囲んだあの時間を思い返すたびに、やっぱり図書館っていいな、と思います。

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著者

川ばた ひろこ

川ばた ひろこ

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肩書 2人の息子をもつ主婦|防災士|党大阪市都島区 市政策委員長、党府本部政策局次長
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