2025/8/12

『みいちゃんと山田さん』という漫画、皆様はご存知ですか?
私はXの投稿で、ときどき、この漫画のシーンを見かけることがあったのですが、それだけでは自分から本編を読むまでには至らず、友人に強く勧められ、原作本を貸してもらったことをきっかけに、読み始めるようになりました

最近は、漫画や書籍は、電子で購入してしまうことが増えたのですが、友人や家族など、身近な人と貸し借りしやすいのは、紙の本の強みだなぁと感じます
この作品については(> <)
説明するのが、とにかく難しく、きちんと伝えようとすると、ネタバレのオンパレードになってしまうため💦
どこまで詳しく紹介するのかは、とても迷いますが、、、
ざっくり説明すると
『みいちゃんというキャバクラで勤務していた20代前半の女性が、殺害されて発見されるまでの12カ月を描いた物語』です
山田さんというのは、みいちゃんと同い年の女性で、大学に通いながら、みいちゃんと同じお店で働いていており、
この物語は、主に山田さんの視点でみいちゃんの人生を見つめていくストーリーが展開されていきます
みいちゃんは、小学校低学年で習う漢字も読めないものが多く、少しでも注意されると怒り返してしまうし、お店のグラスはすぐに割ってしまうし、金欠になって万引きをしてしまうこともあります
交際をしている彼氏のマオ君は、「会ってもらう代」と「勉強教えてもらう代」と、「お部屋のお掃除手伝ってもらう代」をみいちゃんが支払わないと、みいちゃんの顔がキャバクラに出勤できなくなってしまうほど腫れるくらい殴ります
同僚が警察に行くことを勧めても、「殴られるのやだけど、マオ君に会えなくなるのはもっとやだ」と、みいちゃんが警察に行くことはありませんでした
そして、、、
この本を貸してくれた友人に、1巻を読み終えたことを報告すると、「さやかちゃんは福祉の専門家だと思うんだけど、福祉のプロからして、この作品はどう思った?」と、真面目な質問を受けました
いろいろ思うことや、考えることが多過ぎて、一言では答えられないのですが、この作品には、現代の日本の福祉制度の限界や、行政ではカバーしきれていない諸問題が、あちこちに描かれていて
フィクションではあるけれど、現実と大きく乖離しているわけではなく、むしろ、あちこちで、「このキャラクターと似ている人と会ったことあるな」と、多くの人が感じられる要素が詰まっていると強く感じました
(※ここからは3巻までの多量のネタバレを含むため、ネタバレが苦手な方は、先に原作をお読みください🙇)
山田さんがみいちゃんから聞いた生い立ちによると、、、
みいちゃんは、「学校の先生にバカにされた」と思い込んでしまったことをきっかけに、小学校3年生の途中から6年生まで不登校になってしまったそうです
そして
中学校からは登校を再開し、最初は、順調な学校生活を送りますが、とあるきっかけから、クラスの女子たちから嫌われると同時に、複数の男子たちと身体の関係を持つようになり、以来、「社会的なルールやマナーに反することをしても、身体の関係を持つことで許してもらえる」、「性的なことをしてるときだけは、対等な関係として扱ってもらえる」という独特な価値観を持つようになります
この価値観は、その後も、成功体験を積み重ね続けることで、より強いものになっていきます
一方で、みいちゃんと同じような境遇でありながら、万引きで逮捕されたことをきっかけに、福祉の支援と繋がった友人は、反社会的な行動を取ることがなくなっていく様子も作中で描かれます
みいちゃんの価値観や人生は、独特のもの過ぎて、みいちゃんと同じ境遇を歩んできた方は、とても少ないとは思いますが、みいちゃんの価値観や人生に、どこか共感してしまう部分があるのは、どんな人も、誰かからみたら「変な人」であり「おかしな人」であり「劣った人」であり、どんなに優秀な人であっても、環境に左右されることや影響を受ける部分が強くあるからなのだと思います
私自身は、小中学校の頃は、「宿題を期限までに出すことができない」ということと、「学校で大きな声で話せない」ということから、問題児として扱われることが多くありました
ただ、そんな中でも、私が自由な発想を持つ人として、のびのび育つことができたのは、周りの人々がとにかく優しかったことと、「ゆとり教育」のど真ん中の世代であったことから、それもひとつの「個性」として、受け入れてもらえることが多かったことが大きく影響しています
また、高校は、興味関心を優先し、旭農業高校に入学したところ、、
高校1年生の夏休みが終わってすぐの頃、図書館司書の先生に「うちの学校では、読書感想文を書く生徒が毎年いなくて、今年も誰も書いてないの。さやかさん、書いてくれないかしら」と頼まれ、それをきっかけに書いた読書感想文が、千葉県コンクールで最優秀賞に選ばれるという大事件が起こりました!!!
そして、、、
そのことをきっかけに、その後の私は、文章関係のコンクールやコンテストに何度も挑戦するようになり、専門の先生から技術を学んだり、自分でも書籍を読んで文章の基礎を勉強したりするようになりました✨️

ちなみに、小中学校時代は、もれなく夏休みの宿題は、夏休みが終わってから取り組んでいたため、私の作品が学校の外部に提出されたことは一度もありません
高校1年生のあのとき、夏休みが終わってから書き始めた作品であるにも関わらず「学校の代表」として提出する作品に選んでもらえたのは、読書感想文を自主的に期限内に書いて提出する生徒が一人もいない学校にいたからこそ起こり得た出来事なのです
そのため
あのとき、もし、ほかの高校に進学していたり、図書館司書の先生が私以外の生徒に声を掛けていたりしたら、、、
私はいまとは全く違う人生を歩んでいた気がしますし、、、
それは、想像すると、なんだか暗い気持ちになってしまうくらい、、、私は、あの高校時代の出来事が、自分の人生を明るいほうに導いてくれたような気がしてならないのです
実際、いまでも、文章を書くこと以外は、私はポンコツ要素が多めな人間である自覚があります(TT)
声も、いまだに小さいと、よく怒られます。。。
みいちゃんに私が共感してしまうのは、「問題児仲間」であることと、思春期に強烈な成功体験があり、それが後の人生に大きな影響を与えている部分が共通しているからなのだと思います
私にとっての成功体験は「文章を書いたら、周り人が喜んでくれた!」、「私が書いた文章を『好き』だと言ってくれて、『また読みたい』と楽しみにしてくれるている人がいる!」というものでした
この点も、「自分がなにかをしたことで、喜んでもらえる」ということに強い喜びを感じている部分が、みいちゃんと共通しています
「わかる!!」と
言っていいのか分かりませんが、、、
喜んでもらえると、すごく嬉しくなっちゃう気持ち、本当によく分かるんです(> <)
褒められてこなかったからこそ
怒られることが多かったからこそ
ほんのちょっとでも褒められると
ものすごく嬉しいんです(*´∀`*)
そして、だからこそ、みいちゃんの人生は、どこか他人事には感じられず、常人離れしたエピソードの連続なのに、共感してしまう部分も多くありました
正直、この漫画を読んでいることと、感想は、センシティブな内容も多いため、投稿するかどうか悩みましたが、、、
現代を生きる大人としては
目を逸らしてはいけない問題のように感じているため💦
想っていることを書き残しておくことにしました
「みいちゃんが幸せな人生を歩むためには、なにがどうなったらよかったのか?」
「ほかのキャラクターたちは、どんな問題を抱えていて、それぞれのどこに共感したのか?」
「身近な人や自分の人生と重なる部分はどこなのか?」
この本を貸してくれた友人とも、この作品について語ると、時間があっという間に過ぎてしまいます
この作品に関しては
まだまだ話したいことがいっぱいのため
友人ともそのほかの方とも、作品について話しあったり、どこかでまた感想の続きを書いたりできたらいいなと思っています
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございます😊
この記事をシェアする
カセ サヤカ/32歳/女
ホーム>政党・政治家>加瀬 さやか (カセ サヤカ)>みぃちゃんの物語から私が目を逸らせない理由