2025/6/9
昨年、世間を賑わせた国会議員の政治資金収支報告書の不記載問題(通称、裏金問題)
今年に入って、東京都議会でも同じようなニュースが流れてきています。
正直いつまでやってるんだ。という率直な意見です。
なので、この問題。そもそも何が問題かを徹底的に洗い出し、どう改善すべきかをまとめることにしました🔥🔥
今回の政治資金収支報告書は主に収入の不記載にフォーカスされています。
この点について、政党等の関係者はこのように述べています。
「過去の踏襲で処理してしまっていた。」、「記載しなくて良いという話を鵜呑みにしてしまった」、「会計責任者が、、、、、」、「体制に不備があった。」、「記載しなければならないという意識が欠如していた。」
そして、これらの問題に対する対策として
はっきり言いましょう。全くの検討違いです!
確かに👆の内容は、政治資金では必要なものですが、今回の問題とは全くの別物です。
そもそも、こういった発言がこの問題の本質を認識できていないです。
今回の政治資金の問題は公認会計士である私の観点からだと、以下の2点に絞られます。
政治資金収支報告書について、まず議員の方は自分で作成していないと思います。
それ自体は全く問題ないですが、そのルールも正しく理解されていないんだと思います。
例えば、パーティ券のキックバックですが、ノルマを超えた分を自分の政治団体に収めていたとのことですが、政治資金収支報告書において収入はざっくり分けると以下です。
「寄附(献金)」
「党費または会費」
「機関紙誌の発行、その他事業による収入」
「借入金」
「政党交付金等」
「その他の収入」
パーティ券のは3つ目に該当します。
で、よく見て頂くと最後の項目に「その他の収入」というものがあります。
他の項目にあたらない収入はこちらに含めて記載するとなっています。
これを知っていれば、パーティ券のキックバック分を載せなくていい。
という話には、仮に先輩議員が言っていたとしても「ほんとか?」ってなるはずです。
また先日、ビジネス動画メディアにて国会議員の方が自身のYouTubeの広告収入をどうしているか問われた際に、人件費で赤字だから記載していないとの発言がありました。
その際に、対談(?)していた学者の方から指摘を受けていて、後ほどSNSで収支報告書を修正されている旨を報告されていました。
政治資金規正法においては、以下のように定めれています。
この法律は、政治資金が民主政治の健全な発達を希求して拠出される国民の浄財であることにかんがみ、その収支の状況を明らかにすることを旨とし、これに対する判断は国民にゆだね、いやしくも政治資金の拠出に関する国民の自発的意思を抑制することのないように、適切に運用されなければならない。
つまりは、収入と支出をしっかりと記載して国民に判断してもらう。ということです。
このルールの理解が不足していては、そもそも話にならないですよね。
では、今回の不記載問題で運用面で何が悪かったか。
それはただ1つ、収支報告書で記載されている前年度からの繰越額(前年までの余り)と翌年度への繰越額(今年度のあまり)を足した金額が実際に政治団体の金庫などの手元現金と口座の残高の合計と一致していることを確かめるのみです。
簡単に言うと、こどものお小遣い帳のようなもので、
年はじめにいくらあって、誰かからいくらもらった、何にいくら使ったかを記録して
年のおわりにいくらのこっている?というのをお財布の中の金額と合わせてみる。
それだけです。これでずれていれば何かが漏れている。となりますし、
あっていれば、ちゃんと漏れなく収支が記録されているということがわかります。
実際は、寄附には事務所の無料貸し等の金額を伴わないものもありますが、
今回の収支報告書の問題はいずれもお金の移動を伴うものなので、これで十分です。
いかがでしょうか。👆の話で、政治資金の問題の本質の捉え方と改善策の提案がいかに間違ったものであるかが分かるはずです。こんな議論をしているから、くだらない。と言い切っているんです。
ぜひ、政治家のみなさんで政治資金収支報告書にお困りの方は、
手元(現金+口座残高)と収支報告の金額を合わせてみてください🤗
きっとそれで、不記載があるかどうかがわかってくると思います。
さっさと片づけて、本来の政治に励んでください
ではでは、それでは👋
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ナカムラ ユキノブ/34歳/男
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