2025/12/22
先日、徳島県三好市を訪れた際、
移住や定住を検討している方向けの体験施設にも立ち寄り、担当の方からお話を伺う機会がありました。
サテライトオフィスの取り組みとあわせて、
「働く場所」だけでなく「暮らす場所」まで一体で考えられている点が、とても印象に残りました。
三好市では、移住を考えている人が、
一定期間実際に地域で生活を体験できる施設を整備しています。
短期間の観光では分からない、
・日々の買い物のしやすさ
・交通や医療、子育て環境
・地域の人との距離感
・自然の近さや季節の移り変わり
といった「暮らしのリアル」を、生活しながら感じられる仕組みです。
お話を伺う中で印象的だったのは、
費用を抑え、誰でも試しやすい設定になっていることでした。
「いきなり移住」ではなく、
「まずは住んでみて考える」という選択肢を用意することで、
移住後のミスマッチを減らす工夫がされているとのことです。
※写真:空き旅館を利用したサテライトオフィス
体験施設には、既存の建物を活用しているケースもあり、
地域にある資源を無駄にせず、次の役割を与えている点も特徴的でした。
建物を新しく建てるだけでなく、
「今あるものをどう活かすか」を考える姿勢が、
地域全体の持続性につながっているように感じました。
三好市では、IT企業のサテライトオフィス誘致と、
移住体験施設の取り組みがセットで進められています。
働く場所があり、
暮らす場所を試せて、
地域の人と自然に関われる。
この流れがあることで、
「一時的な滞在」から「地域との継続的な関わり」へとつながっていくのだと感じました。
今回、実際に施設を訪れ、担当の方から話を聞いてみて、
地方で人を受け入れるためには、
制度や建物だけでなく、丁寧な説明と寄り添いが大切だということを改めて感じました。
三好市の取り組みは、
これから地域のあり方を考えていく上で、
多くの示唆を与えてくれる事例だと思います。
「住む」ということは、人生にとって大きな選択です。
その前に、実際の暮らしを体験できる場所があることは、
移住を考える人にとって大きな安心材料になるはずです。
三好市のこうした取り組みは、
地域と人をつなぐ、静かだけれど力強い仕組みだと感じました。
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ミヤザワ ノブヒコ/70歳/男
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