2025/7/19

2025年、山口選挙区の参議院選挙では、現職以外の立候補者4人のうち3人が政治未経験者でした。
「政治を変えたい」「国を良くしたい」――
その志は尊いものです。私は挑戦そのものを否定するつもりはありません。
しかし一方で、地方議員として何年も地域で実績を重ねてきた人々が、なぜ国政に進まないのか?
この疑問は、今の政治構造そのものへの問いでもあります。
国会議員の仕事は、極めて重く、広範です。
| 必要な資質 | 内容 |
|---|---|
| 法制度理解 | 憲法・法律・予算など制度体系の理解 |
| 現場感覚 | 生活者・地域住民の声を具体化できる力 |
| 政治技術 | 交渉・合意形成・広報などのスキル |
これらは“情熱”や“知名度”だけでは補えません。実地の経験こそが不可欠なのです。
山口県内には市町村議会議員373人、県議会議員47人、あわせて420人の地方議員がいます。
この人たちは日々、地域の課題に対して条例をつくり、予算を審議し、施策を実行してきた“現場のプロ”です。
にもかかわらず、2025年の参議院選挙では地方議員出身の候補者はたった1人(元県議)だけでした。
📈 図:山口県における地方議員と参院選立候補者の実態
| 課題 | 内容 |
|---|---|
| 経済的リスク | 国政選挙には数百万円以上の資金が必要。落選すれば無収入に。 |
| 政党の支援不足 | 地方議員が優先的に擁立されるルートが確立されていない。 |
| キャリア制度がない | 「まず地方から」というルールや文化が存在しない。 |
結果、“国会=誰でも出られる舞台”になってしまい、経験ある人が敬遠する構造ができあがっています。
国政に“現場感覚”が届かない
政策が机上の空論になりやすい
パフォーマンス重視の候補者ばかりが目立つ
地方議員のモチベーションが続かない
このままでは、政治の質も、信頼も失われてしまいます。
私はこう提案します。
国会議員は「誰でもなれる」ではなく、「育てて任せる」存在であるべきだ。
地方で経験を積み、地域に信頼されてきた人を、
次のステージ=国政に送り出す――
そんな**“育成型の政治文化”**が、いまこそ必要です。
全国には、地道に地域を支えてきた有能な政治人材が多数います。
彼らが自信をもって国政に挑み、政策を語り、実行する。
それが当たり前の社会に変われば、政治は確実に変わると考えています。
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ホーム>政党・政治家>はまもと 健吾 (ハマモト ケンゴ)>【山陽小野田市】国政選挙立候補者を分析しました。