2025/3/19
東大阪市花園ラグビー場の第2グラウンドをサッカーチームのFC大阪が改修(新設)することになっています。
この問題の背景には指定管理者の選定があります。
問題の中核は、指定管理者の募集要項(2019年)に「第2グラウンドをFC大阪が改修する」旨が記載されたことです。
具体的には「東大阪市花園中央公園エリア官民連携魅力創出整備事業指定管理者募集要項」(2019年)の第13ページに次の画像のとおり追記されたのです。

指定管理者の選定は、この約束(FC大阪が第2グラウンドを改修するということ)を前提に行われました。
仮にこの約束が募集要項に記載されていなければ、改修という寄贈は善意であるため、FC大阪は改修提案を取り下げることができます。それは、市とFC大阪の2者間だけの約束です。
しかし、募集要項に記載されたことは、他の応札者などを含めた第三者に対して入札の規制をした、ことを意味します。
この記載が原因で、理論上ですが、応札しなかった事業者があったのかもしれませんし、不利になった応札業者があったのかもしれません。
募集要項には「第2グラウンドに関することは提案するな」という趣旨が書かれていました。このことは、応札に成功して指定管理者になった後に第2グラウンドを改修することを考えていた業者が他にいたかもしれませんが、そのような業者は入札で不利になります。
FC大阪が第2グラウンドを改修していないという現状は、募集要項の規定が履行されていないということであり、重大な過失です。
公正であるべき指定管理者の選考が歪められているのです。
ネットの反応では「協定書や覚書での約束を破ったのが悪い」という言説があります。
でも、この言説に対しては「善意の寄附に文句を言うな」という反論がきてしまい、本質を突いた批判にはならず、お互いに言い合いをして終わりになります。
また、何故、改修という(善意の)寄附にコダワリ続け、寄附をやりたがっているのか不明です。最低限の経費で老朽化の修理だけをすれば良いのではないでしょうか。
実は、善意の寄附というキレイなハナシは存在しません。
改修が募集要項に記載されている、というのが問題の中核です。
募集要項に基づき改修することが責務なのです。改修しないことは詐欺なのです。
第2グラウンドが2028年に完成することをどう考えれば良いのでしょうか。
指定管理者になった2020年から8年経過することになります。その間は、詐欺の状態であると考えても間違っているようには思えません。
FC大阪は指定管理者になりたいために、できもしないことを役所に約束をした、というふうに考えればハナシのスジが見えてきます。
改修に必要なカネは、指定管理者になってから稼ぐ、という魂胆のようです。実際、そうです。
果たして、FC大阪が描く事業計画は実現するのでしょうか。
仮に実現したとして、それは社会的に正義でしょうか。
少なくとも、東大阪市民の私としては、この改修の寄附は善意であるとは感じません。指定管理者になるための木戸銭なのです。しかも、2028年までは詐欺の状態です。
上記の証拠(エビデンス)は、次の記事をご覧ください。
https://note.com/androyer/n/n29b3aa4f51e7
第2グラウンドが朽ちているのは経年劣化(老朽化)が原因だとされているので、これへの修理は所有者である東大阪市が税金で行うべきです。この修理は、原状復帰という意味であって、拡張改修という意味ではありません。
2020年から運営管理を引き継いだ指定管理者がそれ以前から存在する老朽箇所を修理する、というハナシはあり得ません。老朽箇所は東大阪市役所が修理した上で、指定管理者に引き継ぐことが正当です。指定管理者が修理をするのであれば、引き継いだ後で生じた劣化に対してです。
老朽化で「選手や観客かわいそう」という不満は、市役所へ申し出るべきです。
https://www.yomiuri.co.jp/sports/rugby/general/20231227-OYT1T50049/
以上
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