2024/7/23
港区議会議員のとよ島くにひろです。
去年、東京港区立の中学校の修学旅行先が海外に決定した。
これは補正予算で決まっており、議会での審議が無かったため、区民からの賛否が分かれる中始まった。
そして今年度からいざ出発という流れになった中、子供たちはそんな大人の賛否ある意見はつゆ知らず、
さぞかし楽しんでくる事だろうと考えていたのだが、どうやらそうでもない様子である。
この問題は港区民だけではなく、日本全体の問題としても全ての国民が知る必要のある問題なので、ここに文書化する。
以下は7月18日の港区議会における私の一般質問を文章化したので、区民の方は是非一読してみてほしい。
【動画】
【7/18港区議会第二回定例会一般質問】
区立中学の海外修学旅行についてですが、これは前区長が区議会の審議も経ることなくメディアに発表し、
なし崩し的に決定してしまったという経緯があります。
これについては唐突な区長の発表に喜ぶ子供も多かったため、港区議会は最終的には同意することになりましたが、
修学旅行が終わって帰国した子供達の父兄から、強い苦情が届きました。その事について質問いたします。
この修学旅行のプログラム候補の1つとして選ばれたのがシンガポールのシロソ砦です。
この場所は、兼ねてより我が会派の新藤議員が海外修学旅行調査特別委員会でシロソ砦について問題視しておりましたが、
教育委員会は『価値観の多様性を学ぶ』という理由でプログラム候補に選ばれている場所です。シロソ砦がなぜ問題なのかというと、
この場所で展示されているのは、あくまでも大東亜戦争以前に植民地支配をしていたイギリスから見た戦争史観であり
日本側から見た戦争史観とはかけ離れたものであるということです。
このような片方だけの歴史観に立ったものは価値観の多様性とは言えません。
ではイギリスの歴史教育は多様性という視点に立ったものなのでしょうか。
イギリスは学校でアヘン戦争を教えません。
日本の歴史教科書に書かれているアヘン戦争の記載はイギリスの歴史の教科書のどこにも記載はありません。
記載がないのはイギリスの子供たちの愛国心を育むためには、アヘン戦争の記載は適していないという判断からです。
我が会派の新藤議員が今年行った視察報告によると、シロソ砦で展示されていた内容は、
イギリスが長年に渡ってアジアで行ってきた非道な植民地支配の過去を棚に上げ、
日本軍がシンガポールを地獄と化させたという、ありもしない日本批判を一方的に主張するものであったとのことです。
また、父兄が問題視しているもう一つのプログラムがディスカバリーセンターです。
ここで見せられる映像は、日本軍が無抵抗のシンガポール人を目隠しし、手を縛った状態で撃ち殺す映像と、
ドラマ仕立ての映像で、シンガポールの一般のお父さんと娘さんが日本軍によって引き離され、
お父さんは日本軍の奴隷にさせられるという内容であったとのことです。
この修学旅行でこれを見た子供達はこれを見て『申し訳無さ過ぎて思い出したくない』と言っているそうです。
楽しいはずの修学旅行の思い出が、思い出したくない体験になってしまっていることに、父兄はショックを受けています。
港区の教育委員会は、子供たちに何を学ばせたいと思って、このような一方的な歴史観に基づいた展示を見せたのでしょうか。
この展示が正しい歴史検証に基づき作られたものならまだしも、あまりにも捏造と悪意に基づいたフィクションであり、
看過できるものではありません。私が調べた限りにおいて、日本軍は一般のシンガポール人を奴隷にしていません。
むしろ何百年もシンガポールの人々を奴隷として扱い、混血人種を作って支配層に据え、
現地人のための学校も病院も作らず搾取のみを目的とした植民地支配を続けてきたのはイギリスです。
そして、日本軍が戦ったのはシンガポール人ではなくイギリス軍です。その結果として大東亜戦争中にイギリス軍は撤退し、
シンガポールは長年にわたる植民地支配から解放されました。しかし、日本軍が大東亜戦争で負けたことにより、
イギリスが再びシンガポールを支配することになり、シンガポールが独立を果たした後も、
戦勝国であるイギリスの影響により日本を悪とする虚構に基づいたプロパガンダがシンガポール国内で行われ続けているのです。
Q1)ここで質問です
海外修学旅行のプログラムについて、このような偏ったイギリスの歴史観に基づく展示を見せる教育的意図について教育長に伺います。
子供達がショックを受け、
思い出したくもないという気持ちになるイギリスの一方的な歴史観に基づく虚偽の展示を行う施設を選んだことについて、
この修学旅行は我が国を愛する心を育むという学習指導要領の目的に基づいているとお考えでしょうかお答え下さい。
続いて、振り返り授業での偏向教育についてです。
教育委員会の所管からは、学校は教科書に沿って授業を行っているとの回答を得ていますが、保護者の話によれば、
シンガポールへの修学旅行から帰った後に学校で行われた歴史の授業において、大東亜戦争が何故始まったのかという説明で、
教師から『シンガポールでも見たと思うが、日本の戦争の目的は植民地を広げるためだったんだ』と子供達に教えたそうです。
さらに当時経済封鎖をされて戦争に踏み切らざるを得ない状態に追い込まれた日本のことを
『日本は戦闘モードだったから止めとけばいい戦争をやめなかった』と教えたそうです。
天皇陛下の開戦の詔勅を学校では教えませんが、天皇陛下は、戦争を始めることは本意ではない、
回避するために努力を重ねてきたと語られています。この教師の説明は、あまりにも一方的な史観に立った教育です。
帰国後においても、見るに耐えない展示を見せて傷ついた子供達の心に更に塩を塗るように、
偏った歴史観に基づく刷り込み授業を行う。本当に心が痛みます。
Q2)ここで質問です。
このような、修学旅行中の思い出したくもない施設で心傷ついた子供たちに、それを振り返り、
更にショックを与える授業の子どもへの影響と保護者の不安について教育長はどうお考えでしょうか。お答え下さい。
続いて8月に予定されている中学校の教科書採択について質問します。
大変残念な話なのですが、修学旅行後の授業で自虐史観に基づく偏った教育を行っていた教師は、
驚くべきことに東京書籍の著作関係者に名を連ねている人物でした。
私は過去の定例会において、港区で現在使用されている東京書籍の歴史的分野の教科書は一方的な歴史観に立った表現が、
含まれている事をいくつか指摘させて頂いています。
偏った歴史観を持った教師が著作に携わった教科書を今後も使い続けることは、
教育委員会のおっしゃる「価値観の多様性」とは真逆の「一方的な価値観を押し付ける」事にならないかと思います。
私も一区民として、子供の心を教育の中で傷つけられ、思い出したくもないという修学旅行での見学を行い、
振り返り授業で更に傷に塩を塗るような授業を行う際に使用する教科書の著作者が教壇に立っている教育に強い不安を感じざるを得ません。また今年採択される教科書は、今回決定すると4年使われ続けます。選ばれる教科書によって、
子どもたちの人生への影響は甚大です。今のままで、子供たちが日本という生まれ育った国を誇りに思うようになれるのか、
それも大変不安です。
Q3)
そこで、教科書採択に対する影響についての質問です。
自虐史観に基づき偏った教育を行った教師が著作に関わっている教科書を使い続ける事に対する、
子供達への影響を教育長はどのようにお考えでしょうか。
お答え下さい。
我が会派は、8月の教科書採択を大変注視しております。
区の教科書の採択は4名の教育委員の方々が決定に携わられることになるわけですが、教育委員の皆様におかれましては、
教科書採択が公平でバランスの取れた視点に立ち、子ども達が日本という国に誇りを持てるものであることを願っております。
また採択の結果とその理由について、今後の議会において個々の教育委員の方から採択に関してのご意見を、
文科省の通知『令和7年度、使用教科書の採択事務処理について』に基づき伺わせて頂きたいと思っております。
質問は以上です。ご清聴ありがとうございました。
【教育長の答弁】
Q1、まず、海外修学旅行のプログラムについてです。
海外修学旅行では、各中学校がそれぞれの目的に応じて、多様性や自然、平和など、学校やグループごとのテーマに応じたプログラムを選択しております。
今回、平和をテーマとしたプログラムを選択した2校が、シロソ砦とディスカバリーセンターを訪問いたしました。
現地での平和学習は、多面的・多角的に我が国の国際関係や歴史について理解を深めるものであり、自国を愛する心を育むという点で、学習指導要領の目的に合致するものと考えております。
Q2、次に、振り返り授業についてのお尋ねです。
海外修学旅行で平和をテーマとしたプログラムを選択した学校では、振り返りの授業を行う際に、現地での学びを生かして、あらためて自国を愛し、他国を尊重する大切さを教えてまいります。
今回の海外修学旅行にかかわらず、平和学習では、戦争の惨禍を目の当たりにし、平和を自分ごととして実感することは、生徒の深い学びにつながるものです。
今後、各学校では、海外修学旅行で学んだことを報告する機会に、戦争の悲惨さから目を背けず、平和の尊さを学ぶ大切さについて保護者にも伝えてまいります。
Q3、最後に、教科書採択に対する影響についてのお尋ねです。
教育委員会では、国の教科書検定を受けた教科書の中から、保護者代表、学校現場、教科書展示会での区民の意見を参考にし、子どもたちが主体的に学ぶことができ、教員が指導しやすい教科書を採択しております。
各学校では、この教科書を活用して、学習指導要領に即した授業を実施しており、子どもたちに多様な価値観を育むものと考えております。
よろしくご理解のほどお願いいたします。
全然質問に答えてる感ゼロなんだけど、これを見た国民はどう感じるのだろう。
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