【大田区】打ち合わせのため新宿へ。都庁が眩しく光っています。ふと、中野区と世田谷区の4月区議選で最下位当選者と次点落選者とで、票の数え直しがあったことを思い出しました。
中野区は8/9に、世田谷区は8/23に、東京都選挙管理委員会にて票の再集計が実施されました。この作業は、実際に人の目で一枚ずつ確認するという気が遠くなる作業です。
結果、
中野区0.415票差→当選者の1票が無効に。区開票が覆る
世田谷区1.307票差→0.308票差、影響なし
でした。
この差が生まれる要因として、「疑問票」と「按分（案分）票」があげられます。
「疑問票」としては、例えば「北村やよい」と書きたいところを「妃弥子」（私の音楽活動時の芸名です）と書いた場合、それが社会的に有名でなければ無効になる場合があります。
最終的には、開票管理者の判断になるので、疑わしい書き方はしない方が無難です。
「按分票」は、例えば同一選挙に「北村」の姓の候補者が複数立候補している場合などです。投票用紙に「北村」としか書かなかった場合は、「北村」とつく全ての候補者にたいし得票率で比例配分されます。
本人がどんなに必死に選挙活動をしたとしても、開票結果だけは文字通り「蓋を開けてみなければ分からない」世界ですね。