中坪 えつこ ブログ

選択的夫婦別氏制度について

2023/3/11

私、中坪悦子は選択的夫婦別氏制度については必要なしとの考えを持っています。

何故ならば、日本では旧姓使用が認められているからです。戸籍上、夫婦を別氏にする必要はないと思っております。

選択的夫婦別氏制度が導入された場合、子供が夫婦どちらの姓にするのか?生まれてからわずか14日以内に決めなければなりません。当然子供自身に自分の苗字を決めることはできないですから、夫婦で話し合って決めることになります。そして、もしその後夫婦生活がうまくいかなくなり離婚したとします。子供の親権をどちらが持つかにより、親子で別々の苗字になる可能性があります。そして更に再婚した場合、3人家族で3人とも苗字が違う、という事態が発生する場合も考えられます。ただでさえ、血縁もない義理の親子が、苗字まで違ってしまった時、家族として一つにまとまることはできるのでしょうか?

私は名前はとても大切だと思っております。古くから日本人は言霊を大切にしてきました。言葉には力があるという考え方です。名前もそうです。赤ちゃんが生まれるときに姓名判断などで画数、漢字の持つ意味、読み方(音)を気にします。

今の戸籍制度の始まりは明治4年(1871年)、戸籍法から始まりました。日本の戸籍制度は世界の中でもセキュリティに特化しています。日本の戸籍は家族関係が確実に証明できるものなのです。世界的にも珍しいこの戸籍制度は日本の特権だと思います。日本の戸籍に似たものは台湾にもありますが、その他の外国では相続時に、法定相続人である家族だと証明をするのは非常に面倒で時間がかかるそうです。

背乗(はいのり)という言葉があります。平たく言うと、戸籍の乗っ取りのことです。日本の戸籍制度はそれをしにくいと言われています。戸籍を辿っていけば親兄弟がわかるので、本人であるかどうかの真偽を確かめることが可能です。そういった意味でもセキュリティの高い制度だと思います。

選択的夫婦別氏制度が導入されることになると、この戸籍制度が大きく変えられてしまうことになります。これは日本の国、日本人として危険を感じます。日本では結婚した夫婦の98%が夫の姓を名乗るそうです。旧姓使用も出来ます。私、中坪悦子も旧姓の中坪で政治活動しています。なんの不便もありません。

選択的夫婦別氏制度については慎重な議論が必要です。是非皆さんのご意見お聞かせください。

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肩書 大田区議会議員 自由民主党大田区議団・無所属の会
党派・会派 自由民主党

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