2023/7/7
7月3日に区議会の6月定例議会が終わりました。大きなトピックについてはすでに書きましたが、その他の気づいたことを記しておきます。ちなみに議会では議決が必要な議案や予算案などのほかに区側からの報告事項が多数あります。今回、議案や予算案は特筆すべきものがないので割愛(ちなみに私は全部賛成、そして可決)します。
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以上がすでにお伝えしたことですが、あと2点よろしくお付き合いください。
◆誰でも保育園に定員の6倍の応募
認可保育園は原則として両親が共働きなど保育の必要性がある子しか入れません。しかし集団保育は子どもの発達に良い影響を与えると共に、育児で大変な思いをしている親の負担軽減にもつながります。待機児童問題が解消しつつあることもあり、国も保護者の就労状況に係らず保育園に通える「こども誰でも通園制度」の創設を検討しています。そこで文京区は7月から国のモデル事業として、礫川公園の中にある春日臨時保育所で、幼稚園や保育園に通っていない未就学児を週1回(各曜日最大6人)受け入れる事業を始めました。モデル事業は今年度末までです。
春日臨時保育所
もっとも6月1日に募集を始めたところその日の午前中には定員を超える応募が殺到。最終的には179人の応募がありました。原則は先着順ということで、希望していた多くの家庭にはお断りせざるを得なくなってしまいました。区としては需要の多さを受けて、来年度は複数の保育園で同様の事業を実施する方針を表明しました。専業主婦家庭でも3歳以上のお子さんはほとんどが幼稚園などに通っていますが、0~2歳を社会でどう育てていくかは課題でした。今後この制度がより良いものになるようにチェックしていきたいと思います。
◆プラごみ分別回収のモデル事業はなんとも評価の難しい結果に
建設委員会で報告があった事項です。区は昨年10月から5カ月間に渡り、目白台1~3丁目の高田老松町会エリアの1002世帯を対象にプラスチック製容器包装やプラ製品を燃えるごみの人は別の日に回収するモデル事業を実施しました。モデル事業に立候補してくれた町会の中から世帯数的にちょうどいいところを選んで実施したという経緯です。
回収したプラ容器などは燃やすのではなくリサイクルに回します。国の法律ではプラの分別回収とリサイクルを自治体の「努力義務」としています。努力義務なのでやらないとけないわけではないのですが、徐々に各区が始めている中、焼却場を持たない文京区が漫然と可燃ごみを出し続けるわけにもいかないという事情もあってプラの分別回収に乗り出そうとしているわけです。
プラ容器などはある程度きれいにして(このある程度というのが基準があいまいで難しいのですが)出さないといけません。実績をみると総重量のうち水分などプラ以外のものは9%で、大変よい成績だそうです。またアンケートによると回答者の8割超がプラ分別回収に前向きな感想でした。分別は手間はかかるのですが、実質的に可燃ごみの回収日が現行の週2日から週3日に増えて嬉しいというとらえ方をしている人もいたようです。
ただアンケートをよく見ると、回収率は38%にとどまります。妙に低い。そこで区に「本当のところ事業への参加率はどのくらいだったの」と聞いてみたところ、袋の数などからみて35~45%程度だろうとのことでした。やはり低い。つまり事業に参加した人ばかりがアンケートにも答えている感じでしょうか。
ただ冷静に他区などと比較してみると、3割4割という数字でも悪くはないようです。真面目にやる人から初めて、徐々に浸透していけばいいとの考えで、区はこの参加率の低さについては問題視していない模様。まあ分別を完璧に強制するのは難しいですし、プレッシャーを強めた結果、質の悪いごみが増えても困るということでしょう。
さて、この件は速やかに全区に展開とはいきません。世界的な半導体不足の影響でごみ収集車の納期が1年半以上かかるとか。そしてリサイクルのための中間処理施設の確保にも課題があると。したがってやるとしてもいつになるかはわかりません。そもそもプラを燃やすこととリサイクルに回すことのどちらが本当にエコなのか判然としない部分もあります。なんとも評価の難しい報告でした。
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