2024/12/5
③「教育」について。
教育推進プラン江東について伺います。
初めに、現行の「第二期」計画は、江東区教育理念の実現をめざし、必要な内容を的確にまとめた良い計画であり、特に全てのテーマに共通して教育のICT化に取り組んでいるところも素晴らしい点です。区として現在までの進捗状況とその評価について伺います。
次に、計画改定の状況です。現行の計画が令和7年度までであり、計画改定作業を行っていると思いますが、現在の策定状況について伺います。
こどもたちをめぐる環境は大きく変化しています。こどもたちはこの社会環境に対応できるよう、様々な変化に積極的に向き合い、自ら課題を見つけ主体的に学び、他者と協働して課題を解決していくことが求められています。受動的な学びから、個別最適な学び、協働的な学び、主体的な学びへとさらに大きく転換していく時期になります。
また、教育のICT化はさらに進み、授業の仕方も変わっていきますが、一方で、すべて変えてしまうのではなく、残すべきよいところは残していくことも必要です。そこで、改定計画の方向性、特にこれまでと大きく変わる点があるのか伺います。
未来を担う江東区のこどもたちのために、私たち大人も「ともに」考えていかなければならないという思いを込めて、次の質問に移ります。
小1の壁問題についてです。
江東区の共働き世帯は約7割です。保育園までは早朝から預けられたけれど、小学校に入学した途端、学校によって前後はありますが朝8時10分頃の登校となります。教員の働き方改革により、開門時間の徹底がされています。
しかし、一方で、働く保護者の勤務時間は小学校入学前と変わらず、そこに差が生じます。親が時短勤務を余儀なくされたり、親が早く仕事に出なければならない場合、若しくはこどもが一定時間を家で一人で過ごし、登校します。中には早く家を出て校門前で待機する列ができることもあり、頻繁に見かける光景です。
特に低学年は、安全面を考えても、学校内で始業まで待つことができる方がいいのではないでしょうか。(都も後押ししている)「朝の居場所作り」は喫緊の課題であり、必要な取り組みです。
例えば、シルバー人材センターから見守りの人員を各学校2名ずつ確保し、晴れている日は校庭を、雨天時は体育館を開放するのはどうでしょうか。区の見解を伺います。
また、小1支援員についてですが、4月から4か月間各学級に1人配置されます。しかし、4か月では十分ではありません。年間を通じて行事や勉強など初めての事が多く、大きな変化の年となるわけです。1年間は必要なのではないでしょうか。働く側としても、4か月で雇用終了となると、人材確保が困難になるだけではなく、もっと働きたい意思はあるのに働けないという事態も起こります。
また、他の学年でも支援員が足りていない現状があります。今年からエデュケーションアシスタントが増員され、各学校にさらに1名ずつ配置されましたが、大規模校と小規模校で同じ人数となっており、ただでさえ不足している中で、大規模校では明らかに足りておりません。インクルーシブ教育についても重点的に進めている本区は、個々を尊重し、共に学ぶ環境作りのためにも、エデュケーションアシスタントの役割は大変重要です。将来的に、学習の仕方が変わり、ICT化が進み、教育は大きく変化していくと思われますが、支援員のように「人」でしかできないこともあります。
教員の負担を減らして学級運営に注力することにも繋がりますので、小1支援員、他学年のエデュケーションアシスタントともに区でさらに増員するべきと考えますが、区の見解を伺います。
本区の人口は年々増加しており、11月1日の時点で54万2千人を超えています。これだけ大規模な区だからこそ、教育、子育て、孤独孤立対策など課題が山積する中で、限りある財源をどこに使うのか、どうすれば子供からシニアの方々まで皆が暮らしやすい環境にできるのか、常に議論が必要です。
災害時に命を守るために水運を活用した防災訓練、早朝の校庭開放、エデュケーションアシスタントの増員、ネット上のいじめ防止等、必要と思われることはスピード感をもって実現していただきたいです。
より良い江東区への発展に期待を込めて、質問を終わります。ご清聴ありがとうございました。
教育推進プラン「第二期」の評価について、外部有識者等による「点検評価委員会」においても主体的な取り組みを重視した施策の推進や、一人一人が自分らしさを発揮できる取り組みを重視していること、多岐にわたる丁寧な相談体制の構築などが評価されている、
また、計画改定の進捗状況は、現在、教育に関する意識調査を実施し、計画改定の基礎となるデータを収集、分析しており、社会・教育環境の変化や新たな課題に対応すべく、さらにアップデートした計画を策定していくとのことでした。
早朝の校庭開放について、実施にあたり、見守り等に必要な人員確保、学校内での適切な場所の確保、入校者の把握、不審者の侵入を防止する対策など課題が多くあるが、先行事例を参考にし、都の動向も注視していくとの答弁でした。
この小1の壁問題は、困っている声を多々耳にします。働きながら子育てしやすい社会を作っていくためにも、区に率先して進めてほしいと思います。
最後に、支援員等の動員については、それぞれの目的の達成に向け、総合的に判断していくとのことでした。現状をしっかり調査把握し、必要なところへの増員、配置を引き続き要望してまいります。
お読みいただきありがとうございます!

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