2026/1/12
前橋市長選挙、小川晶氏(43)が当確。
「ラブホ不倫疑惑があるのに なんで!?前橋市民 大丈夫か?」と疑問に思う人もいるだろう。
小川氏が勝った理由は 主に3つある。
ひとつ目は、他の候補者が準備不足だったこと。
不倫スキャンダルが出てから選挙まで約3ヶ月しかなかったので、他の人がこの短期間で出馬を決意し、準備を整えるのは難しい。
現職の議員たちは小川氏に辞めろ辞めろと迫ったが、自身が辞職して市長選挙に出る勇気のある議員はいなかった。
そこで弁護士の丸山彬氏(40)が対立候補として名乗りを上げたが、知名度も政治経験もないので、なおさら準備に時間がかかる。
また、小川氏と似たような主張の女性候補者が出なかったので、票が割れなかった。
事情は異なるが、学歴詐称疑惑で揺れた伊東市の田久保眞紀氏は、問題発覚後にずるずると延ばしたり議会を解散したりして、市長選挙まで約6ヶ月かかったので、その間に対立候補が準備を進めるための時間的余裕ができた。
それに対し、小川氏は自ら辞職して早期に出直し選挙を行うことによって、他の候補者に準備期間を与えず、この点では戦略的だった。
(議会から不信任案をほのめかされたのもあるが。)
小川氏は群馬県議会議員を約13年務め、2年前の市長選挙では6万票以上を得て 現職市長を破っている。
もともと強固な支持組織ができあがっており、いつでも選挙で戦える状態だった。
この準備の差が決定的だった。
ふたつ目は、自民党の全面支援を受ける丸山彬氏が古いタイプの政治家のように見えてしまったこと。
高市首相は人気があるが、自民党の支持率は低いままであり、今回の選挙にはそれほど良い影響はなかった。
また、群馬県知事の山本一太氏がブログなどで頻繁に丸山氏を応援、小川氏を批判した。
これが逆効果になり、小川に同情票が集まった面もあるだろう。
丸山氏は選挙中に勢いを感じなかった。
そもそも名前がアキラかぶりの時点で、二番煎じのように見えてしまうので、運がないなと思ってしまう。
3つ目は、小川氏が自ら辞職したことでイメージの悪化を最小限に抑えたことだ。
田久保氏のように議会を解散したりして悪あがきをしなかったので、いさぎよいという声もあった。
小川氏は「ジジ殺し」の異名があり、高齢男性に人気があって、前橋ではアイドル的な存在である。
また、2年近く市長を務め、政策や実績(給食費無償化など)を評価する声もあった。
田久保氏の学歴詐称は違法行為だが、小川氏の不倫はあくまでも道徳的問題と捉える有権者も多かったのだろう。
さんざん報道されたが、知名度をさらに上げるという意味では、報道はプラスの側面もあった。
議会解散せずに辞職して再選した兵庫県知事の斎藤元彦氏のパターンに似ている。
以上のように、選挙は小川氏に有利な展開になっていた。
民意を得て再選された以上、ラブホ不倫疑惑について 議会はこれ以上追及しづらいし、小川氏も「男女の関係にはなかった」という これまで通りの説明を貫き通すだろう。
正直、私は不倫はどうでもいいのだが、「公に堂々とウソをついている」という世間の疑念は残るだろう。
再選したからには、少なくとも、選挙で訴えた政策をきちんと進めてほしいところである。
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萩原圭一(はぎわら・けいいち)
埼玉県 和光市議会議員( 無所属 )/投資家・トレーダー/1982年生まれ/メディア掲載多数( みんかぶ・SPAなど )/投資顧問会社等に勤務し 36歳のとき議員当選
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