2025/8/9
【 伊東市議会は田久保眞紀市長への不信任案を可決できるか? 】
伊東市長(田久保真紀氏)の学歴詐称問題で、辞職するという前言を撤回して 続投を表明した。
表向きには 公約を達成するためと言っているが、本音はそうではないだろう。
おそらく1ヶ月前の時点では、田久保氏は 再び選挙をしても勝てると見込んでいたが、市民の反応を見ていて 厳しいと感じたのだろう。
今後の展開としては、市議会が田久保市長への不信任決議案を提出することが考えられる。
市議会が不信任決議案を可決すれば、市長は10日以内に 辞職するか議会を解散するか選ばなければならない。
ここでハードルとなるのは、不信任案を可決するには 議員の 4分の3以上の賛成が必要なことである(通常の議案は過半数でよい)。
現在 伊東市議会は 19名(議長を除けば18名)で、全員が出席したとすれば、18の 4分の3は13.5。
つまり14名以上必要であり、反対を4名以下に抑えなければならない。
これは ややハードルが高い。
なぜなら、選挙でギリギリ当選した議員は、議会を解散されて再び選挙になると 落選するリスクがあるので、簡単には賛成したくないからだ。
ちなみに伊東市議会議員選挙は 約2年前だったので、いま任期の中間地点であり、まだ選挙をしたくないというのが 多くの議員の本音だろう。
また、田久保氏は市長になる前に 市議会議員を約6年勤めており、先日の市長選挙で田久保氏を応援した同僚議員もいるだろうし、ある程度 田久保氏に同情している議員もいると思われる。
現在の情報では、市議会は今月中に臨時議会を開き、不信任案を出すという方向で調整しているようだ。
ただ、現在 市議会は百条委員会で調査しており、田久保氏に出頭を要請したり、田久保氏がチラ見せした「卒業証書」を提出するよう求めているが、今のところ田久保氏が応じる様子はない。
百条委員会の結論が出るまで 不信任案は提出できないので、時間がかかりそうだ。
9月定例会か、その先まで ずれ込む可能性がある。
ちなみに今後の展開を考えるにあたって、半年前の岸和田市(永野耕平氏)の事例が参考になる。
問題となった事情は違うが、岸和田市の場合、市長不信任案(12月下旬)→議会解散→市議会選挙→再び不信任案→市長失職→市長選挙→新市長誕生(4月上旬) という流れとなり、不信任案の提出から 4ヶ月以上かかった。
2回の選挙のための費用も 1億5千万円以上かかったようだ。
全国から批判が高まり、田久保氏と市議会へのプレッシャーは どんどん大きくなっている。
田久保氏が自ら辞職する可能性もあるし、または 市議会が解散覚悟で不信任案を可決できるか、根競べの様相となるだろう。

(上の写真は東京新聞、下の写真は産経新聞より)
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