2025/12/26
北大東島(北大東村)①産業の鼓動と固有の生態系を守る取り組み
2泊3日の行程で沖縄県北大東島にボランティアとして訪問しました。
北大東島は、大東諸島に属する島で沖縄本島から東へ約360 kmに位置しています。北大東島の真黒岬は沖縄県最東端で、人口は約600人です。
厳しい自然環境にありながら独自の文化と産業を築いてきた場所です。今回の訪問で得た現地の躍動感と、環境保全への取り組みについてご報告いたします。
◆開かれた村役場
1日目は、北大東村人材交流センター・うふあがり人と自然のミュージアムにてセミナーに参加後、役場を訪問し、鬼塚三典村長にご挨拶をさせていただきました。
役場の一階に村長室。村長室の部屋の扉は常に開放されており、非常に風通しの良いところでした。ご対応に感謝申し上げます。
村民と行政で、良い関係性が築き上げられていることが伝わりました。
◆24時間稼働する製糖工場と島の活気
島内を巡る中で真っ先に感じたのは、島全体を包み込む甘い香りでした。
現在、さとうきびの製糖工場は3交代制の24時間体制でフル稼働しています。この香りと工場の灯りは、まさに北大東村の経済を支える力強い鼓動そのものです。
また、初日の夜には幸運なことに、島固有の生物であるダイトウオオコウモリの姿も確認することができました。夜の静寂の中で、希少な生態系が今も息づいていることを肌で感じ、感銘を受けました。
◆ 「沖縄海」でのクリーン活動と地域との交流
2日目はあいにくの小雨と強風に見舞われましたが、予定通り「沖縄海(おきなわうみ)」のクリーン作戦を実施いたしました。
主に気になったごみは、発泡スチロールです。細かく砕けていて、雪のように舞っていました。拾っても拾ってもキリがありませんでした。
北大東島は周囲を断崖絶壁に囲まれており、この「沖縄海」は岩場を掘削して作られた、島民が唯一安全に海と触れ合える貴重な人工の潮だまりです。
清掃活動中には、お忙しい中、北大東村議会の奥山議長が激励に駆けつけてくださいました。自治体を超えた議会人としての交流を通じ、離島が抱える課題や環境維持の重要性について改めて認識を深める貴重な機会となりました。
◆ダイトウオオコウモリ一斉カウント調査
夕刻からは、ダイトウオオコウモリの一斉カウント調査に関する説明会に参加いたしました。
絶滅危惧種にも指定されているこのコウモリの生息数を正確に把握することは、島の生物多様性を守るための極めて重要なデータとなります。
かつて燐鉱石(りんこうせき)の採掘で栄えた歴史を持つ北大東島ですが、現在は砂糖生産と並び、こうした豊かな自然資本をいかに次世代へ繋いでいくかが大きなテーマとなっています。
今回の訪問を通じて得た「産業と環境保全の両立」という視点を、今後の政策立案や議論にも活かしてまいりたいと思います。
◆北大東島観光ナビ
https://www.kitadaito.jp/












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