2025/7/7
詳細版は後日、作成します。あくまで簡易版。
自民党は過去10年間、参議院比例代表選挙において安定した得票率と議席数を維持してきました。
| 年 | 得票率 | 獲得議席数 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 2013年 | 34.7% | 18議席 | アベノミクスによる経済回復期待が背景 |
| 2016年 | 35.9% | 19議席 | 野党共闘が不発、自民単独での高支持 |
| 2019年 | 35.4% | 19議席 | 消費税増税を控える中でも安定支持 |
| 2022年 | 34.3% | 18議席 | 安倍元首相銃撃事件直後、同情票も影響 |
平均して34〜36%の得票率を維持し、18〜19議席を安定的に獲得してきたことが分かります。
2025年7月現在、複数の報道機関が参院選の情勢を報じています。以下は主な調査結果です。
テレビ朝日(6月下旬):29.8%(比例投票先)
NHK(6月末):30.2%
読売新聞(7月初旬):28.5%
これらの結果から、自民党の比例投票先支持率は概ね28〜30%台前半で推移していることが分かります。
2013〜2022年の得票率(34〜36%)と比べると、約5〜7ポイントの下落です。
このような支持率の落ち込みには、いくつかの構造的・情勢的な要因が考えられます。
① 経済政策への不満:
物価高騰や実質賃金の伸び悩み、減税への消極姿勢が批判されている。
② 政治とカネの問題:
裏金・パーティー券問題を含む「政治不信」が長期化。
③ 都市部・若年層の離反:
東京・大阪など都市部での若年層離れが顕著。SNS世代への訴求力不足。
④ 安倍派解体・組織力の低下:
かつての集票力の柱が弱体化し、動員力が落ちている。
もし自民党の比例得票率が29%前後にとどまった場合、以下のような議席配分が想定されます。
得票率29% → 想定議席数:13〜16議席
これは、従来の18〜19議席と比べて3〜6議席の減少となる可能性があることを意味します。
過去のドント式配分を踏まえても、6ポイントの得票率減少は、
議席減に直結する蓋然性が高い。
特に、他党(維新・立憲・参政など)への票の流れが起きれば、
議席数はさらに圧縮される可能性も。
連立与党の維持:
公明党の都市部苦戦も重なれば、与党全体で過半数割れのリスク。
地方区とのギャップ:
地方区ではまだ自民の基盤は強いが、都市部・若年層の比例離れとのねじれ構造が深刻。
維新・参政・無党派層への流出:
「保守層の受け皿」として、維新や参政党が一定の得票を吸収する構造が強まっている。
現在の自民党の比例支持率(28〜30%)は、過去の安定基盤と比較して明らかに低下しており、
短期的には「中規模の支持離れ」
中長期的には「構造的な退潮」の兆し
とも読み取れます。
特に30%を下回る展開が続くようであれば、
「与党としての安定的な基盤そのものが揺らいでいる」との評価も出てくるでしょう。
その意味で、2025年参議院選挙は「自民党の構造的転換点」になる可能性を含んでいます。

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ホーム>政党・政治家>くにまさ 直記 (クニマサ ナオキ)>【分析・簡易版】自民党は過去の参議院選挙と比較して、どれだけ支持を失っているのか?