2026/8/19
昨日は、埼玉県春日部市を訪れ、〔春日部市医療センター〕を現地視察させていただきました。
〔春日部市医療センター〕は、老朽化した旧市立病院を移設・新築して開院し今年で10年を迎えており、移設・新築の経緯、これまでの運営状況、現在の先進的な取り組みなど、視察事項の全てが只今所沢市が抱える「所沢市市民医療センター」の再整備(建替え)議論に直接活かせるものばかりでした。まさに「百聞は一見にしかず」とはこのこと。
今回は、同じく所沢市議会の佐野允彦議員、地域医療に関心を持ち病院誘致に奔走する桶川市の近本杏菜議員との共同視察です。
私、石原たかしからは、
1.再整備までの経緯について
2.公立病院として注力されていることについて
3.医師、看護師、専門職の確保に追いて
4.地域医療との連携について
などについて質問させていただき詳細に解説をいただきました。
旧市立病院が建設から40年が経過したため再整備(建替え)の必要があり、地域で不足していた診療科を加え、病床を増床し、2016年に開院しました。
現在では、NICU(新生児集中治療室)、緩和ケア病床を含めて363床、26の診療科を有しています。
計画から新築に至るまでに、東日本大震災が発生し、設計段階の建設費が約99億円から約120億円規模へ増額(復興需要の労務単価の上昇や新たな災害設備の追加が主な要因)となった点は、現在の所沢市が抱える事業費の状況に近似しており、当時の対応を詳しく伺いました。
医師確保については、日大医局との提携、最新医療機器(ダヴィンチなど)の導入で経験を積みたい意欲ある人材が集まる環境となっているそうです。
また、看護師ほか医療従事者も周辺専門学校と連携し、安定して確保できているとのことでした。(働きやすさや採用も工夫をしているので東京都内の病院との採用面での競合は特に感じていないとのことです。)
また、医師会、薬剤師会ほか地元医療団体、地域のクリニックとの連携も強固な環境を作っており医療センター事務部長が自らクリニックを何軒も定期訪問して関係を築いていった成果とのことでした。地域で活動する議員としては大変良い取り組みと感じます。感染症対応については、県立春日部保健所、消防局との搬送・受入・専用対応の合同訓練を定期的に行っておりコロナ禍の実践からパンデミックへの対応も一層強化されており、議員一同頼もしく感じたほどです。
春日部市職員の皆様には、総務、企画、病院事務部門だけでなく看護師ほか医療職の方々も説明員としてお越しいただき、現場の生の声を直接お聞きすることができた、大変有意義な現場視察となりました。
民間の医療機関としっかり連係を図りながら、公立病院が担う部分は公立病院が担い、地域、圏域の医療体制を守っていくことが重要だと改めて感じます。
春日部市の皆様、ご対応いただき誠にありがとうございました。
所沢市議会議員
石原たかし
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