2026/6/9
つくば市【救急車は来た。でも病院が決まらない。|構造から考える】6月9日(火)救急医療の裏側。
つくば市議会議員の ひぐち ゆうだいです。
「救急車はすぐ来たのに、病院がなかなか決まらなかった」そんな話を耳にすることがあります。
救急車が到着しているのに搬送先が決まらない。
一見すると不思議なことですが、そこには救急医療の『構造』があります。
救急搬送の課題は、決して救急隊員の努力不足ではありません。むしろ救急隊員の皆さんは、一刻も早く搬送先を見つけるために病院へ連絡を続けています。
では、なぜ病院が決まらないのでしょうか。
背景には大きく4つの課題があります。
・搬送先不足
・医師不足
・夜間対応の限界
・二次救急への患者集中
病床が空いていても、対応する医師や看護師がいなければ受け入れることはできません。
また夜間や休日は診療できる医療機関が限られるため、特定の病院へ患者が集中します。
その結果、「受け入れたくない」のではなく、
「受け入れたくても受け入れられない」という状況が発生しています。
こうした状況を改善するため、茨城県では救急外来の適正利用を促す取り組みとして、一部の医療機関で『選定療養費』の運用が始まりました。
軽症で救急搬送の必要性が低いと判断された場合に費用負担が発生する制度です。
この制度を聞くと、「お金を取るのはおかしい」
と感じる方もいるかもしれません。
しかし制度の目的は収入を増やすことではなく、本当に救急医療が必要な方へ医療資源を確保することにあります。
もちろん、「軽症か重症か自分では判断できない」
という声もあります。
だからこそ、
・医師確保
・救急病院の受入体制強化
・地域医療連携
・適正受診の啓発
こうした取り組みを同時に進めていく必要があります。目の前では、「病院が決まらない」という問題。
しかしその背景には、医師不足や救急医療体制全体の課題があります。目の前の現象だけでなく、その裏側にある仕組みを見る。
これからも『構造から考える』視点で行政を見つめていきます。
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