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首都圏の人口が増加中?—埼玉県の成長の背景と他県からの流入の実態とは

2025/5/8

2025年5月、埼玉県の人口が増加したというニュースが話題になりました。日本全体では人口減少が続いている中で、なぜ埼玉県を含む首都圏は人口を増やしているのでしょうか?今回は、総務省の統計をもとに、2020年以降の人口動態や外国人の流入状況について分かりやすくまとめてみました。


首都圏に人口が集まる構造は変わらず

総務省の「住民基本台帳人口移動報告」によると、首都圏(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県)は2022年に約9万9,500人の**転入超過(社会増)**となりました。これは、全国すべての道府県から人口が流入したことを意味します。

特に注目すべきは以下の転入超過数(2022年)です:

東京都:38,000人超

神奈川県:27,500人超

埼玉県:25,000人超

千葉県:8,500人超

つまり、埼玉県も東京都に次いで大きな社会増を記録しており、東京への通勤圏としての役割が改めて浮き彫りになっています。


どの都道府県から首都圏に人が流れているのか?

 

首都圏に人口が流れているということは、当然どこかの地域から人が出ていっているということです。2022年に転出超過(流出が多い)だった都道府県の上位は次のとおりです:

広島県:約9,000人の流出

愛知県:約8,000人

福島県:約7,000人

新潟県:約6,000人

とくに広島県は2年連続で全国最大の転出超過を記録しており、地方から都市圏への人口集中が依然として続いている現実がうかがえます。


外国人も人口増加の一因

 

もう一つ注目すべきポイントは、外国人住民の増加です。

総務省では2014年以降、外国人住民(中長期在留者や特別永住者など)も人口統計に含めており、2022年には在留外国人数が初めて300万人を突破しました(前年比+11.4%)。

国籍別の上位は以下のとおり:

中国:約76万人

ベトナム:約49万人

韓国:約41万人

フィリピン:約30万人

ブラジル:約21万人

ネパール:約14万人

とくに2022年は、ベトナム・中国・ネパールからの増加が顕著で、埼玉県などの都市圏でも外国人居住者が大幅に増えていることがわかります。


まとめ:地方から首都圏へ、そして外国人流入も

 

埼玉県を含む首都圏の人口増加は、地方からの流入と外国人の定住が大きな要因です。これは東京一極集中の流れが完全には止まっていない証拠でもあります。

今後は、こうした人口動態をふまえ、地方と都市部のバランスをどのように取るか、政策のあり方が問われる局面に入っていると言えるでしょう。

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著者

平沢 健一郎

平沢 健一郎

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