2026/8/31
8月26日の読売新聞朝刊1面の見出しです。すさまじい被害の状況が報じられていました。
滋賀県と岐阜県にまたがる伊吹山では、登山道が崩落したり、集落に土石流が流れ込んだりする被害が発生しています。
災害の原因は、二ホンジカです。シカは、植物の葉っぱのほか新芽まで食べます。専門家は、シカの食害で山の保水力が低下し、土石流被害につながったと指摘しています。
地元の米原市は、シカの捕獲、防護柵の設置などを進めていますが、植生の回復は遅々として進んでいないようです。
私は、総務省にいた頃から、シカによる被害について知事や市町村長のみなさんから聞いてきました。
神戸市で仕事を始めてしばらくして、六甲山の北側にシカが出没しているという話を聞き、大きな危惧を覚えました。
もし六甲山にシカが侵入して繁殖すると、急峻な地形の六甲山では永久に駆除できなくなる。何としても侵入を食い止めなければならない、と決意しました。
2018年度から北区道場町など六甲山の北側の山中に監視カメラの設置を開始し、2022年度からは通信機能付きセンサーカメラの本格導入に踏み切りました。
現在、250台の監視カメラが稼働しています。これとは別に、有害鳥獣捕獲用カメラも現在50台設置しています。
神戸市内では北区道場町で6月11日に初めてツキノワグマが確認され、7月18日にも見つかりましたが、いずれも神戸市が設置したカメラによる発見でした。
シカの監視体制が、クマの発見につながりました。
これだけの野生動物監視カメラを設置している自治体はないと思われますが、伊吹山のような事態を避けるため、更に増設を進め、シカとクマの監視を続けていきます。
この記事をシェアする
ホーム>政党・政治家>久元 喜造 (ヒサモト キゾウ)>「シカ食害 崩れる伊吹山」