2026/7/17
【岡山市カスタマーハラスメント防止条例について行政視察にお越しいただきました】
「静岡県藤枝市議会 議会運営委員会」の皆様が、岡山市カスタマーハラスメント防止条例について行政視察にお越しくださいました。
条例制定の意義や制定までのプロセス、そして国の法律と条例の役割の違いなどについて、活発な意見交換をさせていただきました。
私がお伝えしたのは、「法律と条例は、お互いを補完し合う関係にある」ということです。
今年10月から施行される改正労働施策総合推進法では、事業者にカスタマーハラスメント対策が義務付けられます。これは、企業や職場の中で働く人を守るための仕組みを整える、大きな前進です。
一方、岡山市条例は、企業の取組だけでなく、地域社会全体に「働く人の人格と尊厳を尊重する」という考え方を広げることを目的としています。
その象徴の一つが、「守るべき対象」の考え方です。
国の法律では、保護の対象は賃金を得て働く労働者が中心ですが、岡山市条例では、労働者だけでなく、個人事業主やフリーランス、ボランティアなど、仕事や地域活動に携わる幅広い「就業者」を守る対象として定義しています。
自治会や町内会で活動される方々、地域のために無償で活動されているボランティアの皆さんも、安心して活動できる地域社会を目指していることも、岡山市条例の大きな特徴です。
さらに条例では、「働く人の人格・尊厳を守る」という基本理念を明確に掲げるとともに、カスタマーハラスメントを禁止する規定を設けています。これは法律を補完する条例の大きな役割であり、法律だけでは十分にカバーできない部分を地域社会全体で支えていくための重要な仕組みだと考えています。
企業の中から変える力と、地域社会全体で支える力。その両方がそろってこそ、誰もが安心して働き続け、活動することのできる社会につながります。
現在、全国の自治体から岡山市へ多くの視察をいただいています。私は視察の際、「働く人の人格と尊厳を守る基本理念」と「カスタマーハラスメントを明確に禁止する規定」、そして「守るべき対象を幅広く位置付けること」は、ぜひ条例に盛り込んでいただきたいとお伝えしています。
こうした理念を持つ条例が全国へ広がり、働く人や地域で活動する皆さんの尊厳が守られ、安心して働き、地域に参加できる社会が実現していくことを期待しています。



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