任期満了に伴う泉大津市長選は12月11日告示され、いずれも無所属で新人の南出賢一氏(36)、現職の伊藤晴彦氏(63)が立候補しました。投開票は12月18日です。
伊藤市政に対して「まちを停滞させる」と評する新人の南出氏と、「市民に寄り添うために尽力してきた」と振り返る伊藤氏。市民はどちらの候補者に期待するでしょうか。
市会議員として市政に携わってきた新人の南出氏が立候補を表明したのは10月初旬のことでした。この時、「今の市政は将来のビジョンが全く見えない」とし、「市民と地域に役立つ改革を」と意欲を見せていました。立候補の挨拶では「伊藤市政によってまちが停滞する」と懸念を示し、「元気な泉大津を実現するために皆さんの先頭に立たせていただきたい」と訴えました。
現在36歳の南出氏は、自ら子育て世代であると同時に高齢者を支える「責任世代」と考えています。伊藤市政に対しては批判するのではなく、政策を訴えて市民の支持を得たい考えです。具体的な公約としては市立病院の経営の改善、中学校給食の導入、雇用促進のための企業誘致、自治会の活性化などを挙げました。
南出氏は関西学院大出身。水産加工会社員などを経て2007年には市議選初当選を果たし、立候補表明による失職までは市議3期目でした。現在は一般社団法人松南志塾代表理事も務めています。
2013年に市長選で初当選を果たし、今回は再選を目指す伊藤氏。すでに今年7月1日の定例議会において立候補の意向を示していました。再選を目指す理由として、「安全安心に暮らせるまちづくりや、高齢者支援などを引き続き進めていきたい」としています。
また、立候補の際は「市民に寄り添い向き合い、暮らしを大切に突っ走ってきた」と市民のために尽くしてきた姿勢をアピール。10月に取得した、世界保健機関(WHO)推奨の安全なまちづくりの国際認証「セーフコミュニティ」について、実績をアピールすると同時に「安全安心の泉大津市をこれからも進めていきたい」「誰もが住めば輝くまちの実現を託してほしい」と述べました。さらに市立病院は公設公営を存続する考えを取っています。
伊藤氏は近畿大学卒業後、市生活福祉課長・参与兼健康福祉部長を歴任。現在は府市長会副会長、近畿港湾協議会副会長も務めています。今回は2期目の挑戦となります。
今回は伊藤市政への是非、さらに市立病院の経営立て直しの方針の違いが争点と考えられています。市職員時代から長く泉大津の市政に携わってきた伊藤氏に対し、若い南出氏も市会議員3期という実績があります。市民が泉大津の未来を託すのは、どちらの候補者でしょうか。
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