任期満了に伴う愛知県知立市長選は11月20日に告示され、いずれも無所属で新人の岩城道雄氏(67)、自民党・民進党が推薦する現職の林郁夫氏(56)が立候補しました。投開票日は11月27日です。
財政の健全化のために企業の誘致や産業の発展に尽力したい、と訴える岩城氏に、2期8年の実績を強調し、今後も子育てや教育の支援に取り組みたい林氏が受けて立ちます。
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新人で不動産会社社長の岩城道雄氏は11月20日の出陣式で、林市長が進める「100年に1度のまちづくり」に対して、「西三河の交通の要衝といえる地の利を生かすので、素晴らしい街にはなる。しかし、同時に莫大な負債を抱え込むことにもなる」との見方を示しました。現時点では1年間の市の予算額を上回る計画となるため、負担の大きさを強調したいところでしょう。財源は企業の誘致や新産業の育成による税収、との考えを示しました。
また戦後復興の教育重視政策を例に挙げ、知立市も教育を最重要視するべきだ、と述べました。目先の施策にとどまらず、20~30年後を見据えた人材育成に全力を尽くすことで、若者が夢を抱く知立市を目指します。
岩城氏は静岡大卒業後、自動車部品会社社員や学習塾代表、私立中学・高校教諭などを経て現在は不動産賃貸会社社長を務めています。
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自民党・民進党が推薦し、3期目に挑戦する林郁夫氏は11月20日に、35人の少人数学級や子育て支援センターの拡充により、「日本一の子育て環境を目指したい」と意気込みを語りました。さらに障碍者や高齢者向けの市民サポーターをふやすことで「住んでみたくなるまち」を公約に掲げました。
現在展開している名古屋鉄道の知立駅の立体高架および周辺の再開発事業については、今後も積極的に進めたいと意欲を示しています。さらに市の名物である山車文楽やからくり人形を利用し、観光客の増加を図る案を展開しました。具体的にはいつでも市の文化財を見られるような展示や実演の設備を設ける、というもの。これらは国の重要文化財であり、近くユネスコ無形文化遺産に登録される見込みです。
林氏は静岡大卒業後、知立市職員、市議2期を経て、2008年の知立市長選挙で現職の本多正幸市長を破り初当選。今回は3回目の出馬となります。
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