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日本国旗の「国旗損壊罪」は新法か刑法改正か/後半国会の注目論点を政治記者が解説

2026/3/30

選挙ドットコム編集部

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3月26日公開の「選挙ドットコムちゃんねる」では、法制化が検討の俎上に上がっている日本国旗の「国旗損壊罪」の法制化を取り上げます。後半国会の重要論点と見込まれる議論の見通しを、MCの毎日新聞記者・田中裕之氏と政治記者・今野忍氏が解説します!

MC田中記者:今日、小林(鷹之)政調会長が記者会見で言及していますけど、近々自民党にプロジェクトチーム(PT)ができて、国旗損壊罪を具体的にどう法制化していくかということが話し合われると。で、今日、小林政調会長が言ったことでニュースになるのは、法律のあり方として「新法」議員立法で行うということも有力な選択肢の一つではないかと考えています、という点。この「新法」っていうところに注目です。

今野記者:刑法じゃないんだ。これ、元々は刑法改正だろ?

MC田中記者:そうなんですよ。

今野記者:外国の国旗を損壊すると罪に問われるんですよね。それに対して高市さんが「日本の国旗を損壊しても罪に問われないのはおかしいんじゃないの」という問題意識があって。高市さんが総理になる前、だいぶ前に議員立法で出していますよね。あと日本維新の会も「これはやるべきだ」と、参政党も言っている。だから、どこかで日本の国旗を損壊する行為に対する法律の制定を、というのが連立合意にも入っているんだけど、本来だったら、罰則がないのがおかしいという話だから刑法なんだけど、「新法」って言うとどういうこと? 理念法みたいなのを考えているの?

MC田中記者:うん、理念法っていう話も出ていますね。刑法改正案にすると、これは罰則がつくんですよ、刑罰だから。でも新法になると、じゃあ罰則がつかないんじゃないのかっていう話も今ちょっと出てきて。

今野記者:なるほどね。それはでもどうなんだろうな。あれ知ってる? 俺さ、また(YouTubeで)切り取られてるんだよ、また。またって前のやつが単に(アルゴリズムで)流れてきただけかもしれないけど。

MC田中記者:そう。あれは年末に出た「ReHacQ(リハック)」じゃないですか?

今野記者:そう。初めてリハックに行く時ですよ、僕が田中さんを引き連れて。

MC田中記者:そうそう、リハックデビューした時。

今野記者:真ん中に箕輪(厚介)さんがいて、こっちに当時朝日の俺、毎日の田中さんがいて、高橋(弘樹)さんがいて。そこで国旗損壊罪が話題になって。どう考えるか振られたから、僕が前段として「日本国旗をそうやって燃やしたり、バツつけたりする人を、僕は心の底から軽蔑します。あの美しい日の丸をね。ただ、軽蔑するし、絶対自分ではやらないけど、やってる人を国旗損壊罪で罰するのはどうなのか」と言ったの。

要は、もちろん燃やしたりしたら器物損壊になるわけですよ、危ないから。ただ、感覚的には「中国やロシアと何が違うんですか?」って話。その人の思考はわからないけど、それは表現の自由というか、日本の国旗にバツをつけて表現することも、その人の何らかの意思表示なわけでしょ。それに対して刑法で(罰するの)っていうのはちょっと違うなと思っていたから、そう言ったんだけど。切り抜き動画では「僕は心の底から軽蔑します」、ドン!みたいな。「国旗損壊罪に賛成」みたいなね。逆やん。「オフコース、バット」の「バット」の部分をバッサリ切られてるから、僕が「国旗損壊罪をやれ」って言ってるような切り取りがあったから、違うんだけどなと思って。

MC田中記者:逆の意味で切り取られてると。リハックの時も言いましたけど、思想統制みたいな方に行っちゃうと、全体主義国家みたいじゃんっていう話をしたんですよね。僕もその通りだなと思って。確かに、国旗を燃やしたりすることにすごく不快感は覚えるけれども、今の日本国民は別に国旗を尊重していると思うし。

今野記者:海外の人はしてるじゃん。

MC田中記者:そう、そう。やっぱり嫌な気持ちですよ、そういうの。

今野記者:だから、罰するとどうかって話だけど。1999年に「国旗国歌法」ができた時、当時、小渕恵三総理が「国旗に対する尊重規定や侮辱罪を創設することは考えていない」と答弁しているんだよね。だから、やっぱり理念法的に「国旗を大事にしましょう」という法律を新法で作るのかどうか。ただ、まだこれ決定ではないよね。

MC田中記者:決定ではない。今は多分、観測気球の段階なんだと思います。これで世論を見ながら、罰則の有無を含めてどういう法律に落とし込んでいくか。ただ、罰則がないと「国旗損壊罪」と言えるのか……それか「国旗尊重理念法」みたいにするのか。

今野記者:そうだよね。「国旗は大事にしましょう」と書き込むだけの法律にするのか。それとも刑法に入れて、国旗を損壊したら明らかな罰金や、場合によっては逮捕のような刑罰を与えるのかという話。

MC田中記者:そう、そうですね。これは少なくとも自民・維新の連立政権合意書にあるから、必ず政権としてやらなきゃいけない課題になってくる。

今野記者:ちなみに外国の国旗損壊罪は一応「立法事実」があるじゃないですか。例えば、どこかの国の大使館の旗を勝手に取って燃やしたりしたら外交問題になっちゃうから。

MC田中記者:そうですね。

今野記者:ただ日本国旗をやるっていうのはねえ…多分相当激しい人がやるかどうかですよね。

MC田中記者:僕は日の丸にバッテンを振っていた当事者にインタビューしたことがあるんですよ。 彼らはね、反天皇制のメッセージを込めたって言っていました。僕は全然反天皇制じゃないし、ほぼ大多数の国民はそれに賛同しないと思うけど、別にそういう主張を自由にしてもいいじゃんとは思います。しかも大学生だったから。

今野記者:まあ、自由民主義の国なんで、どっかのなんとか共和国じゃないんで。それで罰則っていうとちょっとね。ましてや学生でしょ。 今、刑法にある外国の国旗損壊罪は2年以下の拘禁刑または 20万円以下の罰金が科される。だから、これを与党内で同罪に関連する形で刑法を改正して国旗損壊罪を盛り込む意見もあると。ただ、これだとね、今僕が取材してる限りは刑法には位置付けない方が良いんじゃないかという声があります。要は、議員立法で新法で対応するでね。そっちに落ち着く方が良い気がするけど、田中さんおっしゃる通りまだ観測観測なんだろうね。

MC田中記者:と、思います。今後の後半国会で注目じゃないでしょうか。

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