【中東情勢】ホルムズ海峡封鎖を回避する「紅海ルート」とは?海洋スぺシャリストの国民民主党・山田吉彦参院議員インタビュー

2026/04/21

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4月4日公開の「選挙ドットコムちゃんねる」では、緊迫するイラン情勢について海洋政策に詳しい、国民民主党の山田吉彦参院議員にMCの政治ジャーナリスト・今野忍記者がインタビュー!ホルムズ海峡封鎖に備える「紅海ルート」、日本の生命線を守る防衛・外交のポイントは?

MC今野記者:(収録日の)3月31日、まさにイラン情勢が停戦するかしないかで緊迫している中、最大の焦点となっているのがホルムズ海峡の封鎖です。その代替ルートとして、反対側の「紅海(こうかい)」が注目されています。サウジアラビアに接している側ですね。

山田氏:そうですね。サウジアラビアはちょうどアフリカ大陸と中東アジア側の結節点にあります。

MC今野記者:ホルムズ海峡はサウジアラビアとイランに挟まれていますが、その逆側、アフリカ大陸との間にあるのが「紅海」ですね。そして今回、名前が難しいのですが、バブ・エル・マンデブ海峡。僕はもう覚えられなくて「バビー海峡」なんて呼んでるんですけど(笑)。ここを通るルート。ここも幅は30kmくらいですか?

山田氏:そうですね。ホルムズ海峡と同じく、海峡ですから非常に狭いです。

MC今野記者:ここを通っていけば行けるんじゃないかと言われている一方で、その沿岸にあるイエメンという国は現政府がほぼ崩壊していますが、サウジアラビアが支援する政府軍、これに対してイランが支援する反政府勢力「フーシ」「フーシ派」がいます。いわばサウジアラビアとイランの「代理戦争」の当事者ですよね。2015年頃から激化していますが、今はフーシが事実上支配している状況でしょうか。

山田氏:はい。フーシの影響力の方がはるかに強くなっています。ただ、フーシの指導者層もイスラエルによってかなり殺害されていますね。

(中略)

山田氏:日本としてはできればペルシャ湾の石油を使いたいんですよ。(加工のための)設備投資する必要がないので。急に中南米のオイルと言っても、これには設備投資がかなり必要になってきます。なので、同じサウジアラビアでも石油の積み出し場所を変えればいいんじゃないかと。

MC今野記者:なるほどね、はい。

山田氏:UAEも積み出しを変えて、ホルムズ海峡を避けた場所から積み出して日本に運べないかということで、注目されているのが2箇所あります。紅海側にある「ヤンブー」という港ですね。

MC今野記者:だから、逆側ですね。ホルムズ海峡がある、サウジアラビアの北側ではなくて。サウジアラビア自体が紅海とペルシャ湾に挟まれていますもんね。逆(南)側に行ってしまえと。

山田氏:はい、そこから積み出してくる。そうすると「バブ・エル・マンデブ海峡」という、ジブチという自衛隊の基地がある小さい国と、イエメンに挟まれた海峡。ここを通過することになります。実はここも安全ではないんです。フーシが2023年から2年にわたって、沖に行く船を攻撃しているんですよ。ただ、この攻撃には条件があるんです。「イスラエルが関わっている」ということなんですね。

MC今野記者:イスラエルが関わっている。

山田氏:行き先がイスラエルだったり、あるいはオーナーの株主にイスラエルの企業が入っていないかまで、細かく全部調べています。

MC今野記者:すごいですね、かなり律義に調べて襲っているんですね。補足で、フーシは反政府軍なんですが、兵力は公称35万人いると言われています。日本の自衛隊が今22万人ぐらいですから、人数だけで言えば世界で5本の指に入る日本の自衛隊よりも多い。 人数が多いんですね。要するに、単なるテロ組織というよりは、ほぼ一つの軍に近い。

山田氏:これはね、日本政府は認めていませんが、イエメンという国は昔、大統領制だったんですよ。今、大統領はいませんから。実質的にはフーシがイエメンを統治していると言ってもいい状態ですよね

MC今野記者:ガザのハマスに近い状態で、イエメンというのは国として君臨しているんですね。ただ、日本は法の立て付けを考えると、国と認定するよりは「テロリスト集団」と認定しておいたほうが「海賊対処法」などが使いやすくなりますよね。

山田氏:実際にこのフーシはイランの革命防衛隊から武器の供与を受けていますが、それはもうおそらく滞っていると思います。

MC今野記者:ああ、あっち(イラン本国)が攻撃されていますからね。

山田氏:渡せるほどの余裕はない。かつて沖行く船を攻撃していて、日本の船会社の船も一隻、誘拐されているんです。ヘリコプターで乗り込まれて、船ごと連れていかれた。

MC今野記者:誘拐!?ああ、たまに映像が流れますね、フーシがそれをやっている姿。

山田氏:これって完全な海賊行為なんですよ。

MC今野記者:完全に海賊行為ですね。

山田氏:そうすると日本には「海賊対処法」があります。これで対処できないのかということを、今日も外交防衛委員会で防衛大臣に提案してきたんですけど。

MC今野記者:ああ、小泉(進次郎)防衛大臣に。どういうお答えというか…。

山田氏:まずは「あくまで海賊でないと対処しない」と。バブ・エル・マンデブ海峡はまだ対象エリアには入れておらず、その入り口のアデン湾までだという回答でした。ただ、可能性としては自衛隊法82条で対応できると私は考えています。

MC今野記者:自衛隊法82条…要は海賊対処法ですね、麻生(太郎)政権の時にできた。

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