9月3日に投開票が行われた立川市長選挙では、新人5人の争いを酒井大史氏が制しました。選挙ドットコムはTOKYO MX と共同で、自分の考えがどの候補者に近いかを調べられる「立川市長選挙2023 投票マッチング」を8月28日にリリースし、これまで4000人を超える方にご利用いただきました。
今回、選挙ドットコムは9月5日時点での利用状況を集計し、投票マッチング利用者の年代別の割合や、利用者が重視していた政策などを取りまとめ、結果を分析しました。
総利用者数は9月5日時点で4001人でした。
まず利用者の性別を調べてみると、男性が55.0%、女性が37.3%でした。「その他」が0.5%、「回答しない」を選択した人は7.2%でした。
次に、利用者の年代を調べてみると、40代が29.2%、30代が23.5%、50代が21.0%の順に多かったです。次いで、18~29歳が14.9%でした。
投票頻度については、「必ず投票に行っている」が78.1%と、いつも投票している層が多く利用していることがわかります。「たまに投票に行く」は17.6%、「投票に行っていない」は4.4%でした。
立川市内在住者かを調べてみると、立川市在住は3466人で86.6%でした。
また、普段支持している政党を聞く設問で最も多かった回答は「支持する政党はない」で72.2%にのぼりました。政党別で多かった自由民主党8.8%、国民民主党4.2%、日本維新の会2.7%を大きく上回り、今回の投票マッチングがいつも投票に行っている若い世代の無党派層に多く利用されたといえます。
投票マッチングでは、14の設問のテーマから重視する項目を3つ選ぶ設問があります。上位に入った項目として、「福祉と経済活性化」がトップで4割を超えました。次いで「社会保障の財源」、「子育て給付金」、「学校給食費の無償化」と続きました。
8月28日のサイトオープン後に回答をいただいた金村誠氏は8月30日、野口園子氏は9月1日にそれぞれ追加しました。利用者がマッチした候補者の割合は、次点の清水孝治氏が44.3%で最多でした。金村誠氏が24.6%、当選した酒井大史氏が24.4%と続きました。
最後にクロス集計の結果を紹介します。
市内在住の利用者が重視する項目に男女で違いがあるかを比較しました。上位4つまでは共通しており「福祉と経済活性化」「社会保障の財源」「子育て給付金」「学校給食費の無償化」の福祉政策に注目が集まっていました。
最も関心が高かった「福祉と経済活性化」に関する「福祉サービスよりも経済活性化を優先して進めるべきですか?」との設問では、賛成(「賛成」と「やや賛成」を合わせて48.5%)が反対(「反対」と「やや反対」を合わせて25.7%)を大きく上回る結果となりました。「中立」は25.3%、「わからない」は0.6%でした。
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