任期満了に伴う岩手県知事選挙が8月17日告示、9月3日投開票の日程で実施されています。今回の岩手県知事選挙には届け出順に立憲民主・共産・国民民主・社民の4党の県組織が支援する現職の達増拓也(たっそ・たくや)氏(59)、自民党県連の支援・公明党県本部が支持する新人の千葉絢子(ちば・じゅんこ)氏(45)の無所属2名が立候補しました。本記事では無所属新人の千葉絢子氏についてご紹介します。
岩手県知事選挙に立候補 達増拓也(たっそ・たくや)氏の経歴・政策まとめ
千葉氏は1978年岩手県平泉町生まれ、慶應義塾大学法学部政治学科卒業。
2001年に株式会社岩手めんこいテレビに入社し、報道番組「mitスーパーニュース」、情報番組「はちきゅん」、フジテレビ系「FNNスピーク」、「NEWS JAPAN」など各種報道特別番組や全国放送のキャスターを務めました。2015年に退職し、同年から岩手県議会議員(盛岡選挙区)を2期連続で務めました。
千葉氏は自らのホームページにおいて以下の施策を公表しています。
令和いわて大県構想
「100年先も岩手で家族を育み、一生にわたって安心して暮らしていける岩手」をつくる
①ヒト
○人口減少対策は市町村の特徴を踏まえた対策が重要であり、市町村との連携が特に必要
○若年層の社会減に歯止めをかけるとともに、人口減少にも耐えうる行政を実現
・結婚費用、出産費用、育児費用などの経済支援
・女性活躍プロジェクトの立上げ
・「人口減少社会適応会議(仮)」を知事直轄で設置 など②所得
○2030年までに一人当たりの県民所得を全国に比して過去最高水準となるよう引き上げ
・IT人材の育成支援
・農林水産物の輸出基本計画を策定・輸出支援のためのワンストップ窓口の創設 など③教育
○子どもたちの学力・運動能力の全国平均以上を目指すとともに、リカレント教育に取り組む社会人増加を実現
・子ども食堂への支援やヤングケアラーへの支援
・オンラインによるリカレント教育体制の充実 など④暮らし
○東日本大震災の教訓、アフターコロナを見据え、災害に強い県土の構築と医療・産業・公共交通を含めた社会基盤を整備
・子育て、医療、介護、収入など各地域にワンストップ相談窓口を創設
・医師偏在や医師不足の解消に向けた取組の推進
・日本海溝・千島海溝周辺海溝型地震を想定し、県土強靭化を推進 など⑤なりわい
○農林水産業や観光振興、中小企業への支援を強化し、基幹産業の持続的な発展を推進
・トップセールスを強化し、販路拡大等岩手ブランドの地位を向上
・体質の強い農業経営体の育成を図り、食糧供給基地としての基盤を強化
・粗飼料基盤の強化を進め、和牛や鶏肉のブランディングを推進
・公共施設の木造化を推進
・育てる漁業への支援強化
・県内を周遊する観光モデルを多数構築 など⑥新産業
○DXや脱炭素など成長産業の育成を図り、起業家支援に重点を置くとともに、ILC誘致を実現
・再生可能エネルギーや豊富な森林資源を生かしたカーボンニュートラル実現に向けた産業育成
・ILC誘致を成功させるとともに宇宙関連産業を育成
・地域のプロスポーツクラブを核としたスポーツビジネスのマーケット拡大 などその他:県庁の組織強化
・県内IT企業との協働により、県全体のIT産業競争力を強化
・広域振興局の在り方を見直し、県と市町村の連携部門職員を配置(事務の共同処理・実施)
・事業効果の検証に重きを置き、リソースの有効活用と事業の乗数効果の最大化
・県職員と地元中小企業との人材交流を推進
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