選挙ドットコムでは、4月11日(土)・12日(日)に日本国内の18歳以上の方を対象としたハイブリッド調査(電話調査とインターネット調査を同じ設問で同時に行う方式)による全国意識調査を実施しました。
電話調査(JX通信社と共同実施)では992件、インターネット調査(Gunosyリサーチを使用)では1,000件の有効回答を得ました。
「選挙ドットコムちゃんねる」でもゲストにJX通信社の米重克洋さんをお招きし、今回の調査について解説をしていただきました。
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選挙ドットコムでは、4月度のハイブリッド意識調査で「普段、新型コロナウイルス感染症について、一番多く情報を得ているのはどこからですか?」という質問を設けました。今回はその結果について詳しく分析していきます。
普段、新型コロナウイルス感染症について、一番多く情報を得ているのは「テレビ」が53.5%、「新聞」が5.4%、「ラジオ」が1.7%、「ネット記事・ニュースアプリ」が32.5%、「SNS」が4.1%、「家族・友人・知人の話」が0.8%、「自治体からの公報」が0.9%でした。また、「コロナ関連の情報は入らないようにしている」は1.2%でした。
ネット調査と電話調査の比較は以上の図の通りです
ネット調査では「テレビ」が46.7%、「新聞」が2.5%、「ラジオ」が0.9%、「ネット記事・ニュースアプリ」が40.2%、「SNS」が5.4%、「家族・友人・知人の話」が1.0%、「自治体からの公報」が1.2%でした。また、「コロナ関連の情報は入らないようにしている」が2.1%でした。
電話調査では「テレビ」が60.4%、「新聞」が8.3%、「ラジオ」が2.5%、「ネット記事・ニュースアプリ」が24.8%、「SNS」が2.7%、「家族・友人・知人の話」が0.6%、「自治体からの公報」が0.5%でした。また、「コロナ関連の情報は入らないようにしている」が0.2%でした。
どちらの調査でも「テレビ」が最も多くなりました。
一方で、ネット調査では「ネット記事・ニュースアプリ」が「テレビ」とほぼ互角の割合です。電話調査では「テレビ」が「ネット記事・ニュースアプリ」を大きく上回っています。
その他にも、ネット調査では電話調査よりも「SNS」の割合が多く、電話調査ではネット調査よりも「新聞」の割合が多くなっています。
これらは、ネット調査と電話調査の回答者の年代が関係していると推察しています。
年代別のクロス集計は上の図の通りです。「18・19歳」「20代」「80代」はそれぞれ全体の10%にも満たないため参考値となります。
30代では「ネット記事・ニュースアプリ」が「テレビ」よりも多く、40代~70代では「テレビ」が「ネット記事・ニュースアプリ」よりも多くなりました。
全体の傾向として年代が上がるにつれて「テレビ」と「新聞」の割合が増加し、「ネット記事・ニュースアプリ」と「SNS」の割合が減少していることが分かります。
年代が若いほどネット上で情報収集を行い、年代が高いほど「レガシーメディア」と言われるテレビや新聞で情報収集を行っている印象を受けます。
新型コロナウイルス感染症には関する様々な情報が日々発信されています。一方でネット上やSNSには、誤った情報やフェイクニュースなどが混じっています。正しい情報収集をするためには「新型コロナウイルス」で検索をするよりも、「COVID-19」などで検索をすると正しい情報を得やすくなります。ぜひ、ご参考にしてください。
選挙ドットコムのハイブリッド意識調査では、これまでわからなかった全世代の声を集めることができます。政治家の方や政党関係者にもご利用いただいておりますので、ご興味がある方はぜひお問い合わせください。
調査概要:調査は令和2年4月11日(土)と12日(日)に実施。日本国内の18歳以上の方を調査対象とし、有効回答数は電話調査(JX通信社との共同実施)で992件、インターネット調査(Gunosyリサーチを使用)で1,000件を取得。電話調査は無作為に電話番号を発生させるRDD方式をオートコールで実施。ネット調査ではスマートフォンアプリのダウンロードユーザーを対象にしたアンケートツールにより実施。各数値は小数第2位以下を四捨五入。
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