【茨城県知事選】鶴田真子美(つるた まこみ)氏の人柄・学歴・経歴は?
2017/08/21
明日、4月21日(日)に統一地方選挙の後半戦(中核市・一般市・特別区・町村の長・議会議員選挙)の投票が行われます。
有権者のみなさんは、投票前にネットやチラシなどを見て、どの候補者に投票しようか、考えている頃ではないでしょうか。一方、候補者の数が多く、見分けがつかなかったり、誰を選んでいいのか基準がわからない……という声もよく聞きます。
特に議会議員選挙は、候補者が多く、選ぶのが難しいと思う方も多いと思います。中には候補者一覧と各自のホームページなどを行ったり来たりして政策を眺めるけれど、結局ぼんやりとしかわからないまま、最後には雰囲気で決めてしまう……という方もいるのではないでしょうか。
今回は、候補者の選び方に悩んでいる方に向けて、フジテレビの月9ドラマ『民衆の敵』の監修をされた選挙プランナーの松田馨氏と、麗澤大学経済社会総合研究センター 客員研究員(元流山市議員議員)の松野豊氏のお二人から、政治家の選び方に関する知恵を分けてもらいました。
選挙プランナー松田馨氏の著書、「残念な政治家を選ばない技術『選挙リテラシー』入門」から、いくつか選び方のポイントをご紹介します。
松田氏が理解すべき事として挙げているのは「選挙には種類がある」ということです。この事を理解することで、選ぶ政治家を絞り込むことができるそうです。
政治家というのは、大きくわけると3種類あります。
国会議員:衆議院議員・参議院議員
地方首長:都道府県知事・市町村長・特別区の区長
地方議員:都道府県議会議員・市町村議会議員・特別区の区議会議員
各自治体には、行政のリーダーである首長と、議会のメンバーである議員が存在します。
ここで気を付けたいのは、首長は行政のリーダーではあるものの、議会のリーダーではない、ということです。首長は自治体の予算案を考え、行政職員(役所やその周辺の機関)を率いて実行に移すのが仕事です。一方で、首長一人に大きな権限を与えてしまうと暴走するかもしれません。それをチェックし、本当に執行していいのかを決める議決機関が地方議会です。首長は議会の議決を拒否し、再議を要求する権利を持ちますし、議会は、首長に不信任の議決を出すことができます。首長と議会はリーダーとメンバーという主従関係ではなく、互いに緊張感を持った関係であることがわかります。このように、首長と議員を選ぶ仕組みを二元代表制と言います。
国政において私たちが選べるのは参議院議員、衆議院議員という議員だけです。衆議院と参議院の2つの議決機関(団体などの意思決定を行う機関のこと)が国会を構成しています。この国会に対して、地方における首長にあたるのが内閣総理大臣です。国会は内閣に対し、内閣不信任決議を出すことができ、内閣は衆議院に対して解散権を持っています。内閣総理大臣と国会の関係も、地方と似ている面があると思いませんか?
そして国会議員の仕事は、予算の編成、他国との条約の締結、法律の作成です。外交、安全保障、教育、福祉、経済など国家の代表として法律のアイデアを出し、そのアイデアが国のためになるかどうかを議論します。
次のページ : 政治家の役割や種類は分かったけど……じゃあ実際、どう選べばいいの?
地方議員を選ぶときは、首長を選ぶのとはまた違った視点を持てるとより選びやすくなる、と松田氏は言います。
首長は1人ですが、議員は複数名います。もし、議員のメンバーが全員同じ年代、同じ性別、同じな思想を持っていたら、議会で話し合っても、あまり多様な意見が出てきません。それぞれの年代、性別、境遇などという属性が異なる人たちが話し合ってこそ、多様な人々にとって有益な結論が出るはずですよね。今の議会に必要な視点を持っている人を選ぶ、というやり方もあります。
例えば、男性ばかりなら女性を入れてみる、年齢層がかなり高いなら若い人を入れてみる、そうするだけで議会での話し合いの中身は変わりそうですよね。
もし今の議会に必要な視点を考えてみてもわからない場合は、自分の意見を代弁してくれそうな人はいるか? を考えてみるとよいでしょう。自分の意見を理解してくれそうな人や、自分と似たような境遇、属性の人を選ぶのもよしです。
政治家の種類や、仕組みがわかるだけでまずはざっくりと政治家を絞り込むことができたのではないでしょうか。
それでは、投票先を1人に決めるためにはどんな視点を持つとよいのでしょう。
国政選挙においても、地方選挙においても、「現状に納得できているかどうか」は大きな基準になる、と松田氏は言います。
国政選挙であれば、最大のポイントは現政権を支持できるかどうかです。支持できるのであれば与党に、支持できないのであれば野党に投票してみましょう。野党の中でも政策を見て、政策の内容に納得できるか、その政策は実現できそうなのか(無茶なことを言っていないか、実現可能性のある政策なのか)を見比べてみる必要があります。
これは地方選挙でも同じです。もし、現状に満足しているのであれば現職の人に投票し、満足していない・何かの変化を求めるというのであればほかの候補者に投票するの当選してほしくない人がいるなら対抗馬を選ぶというのも1つの手だ、とも松田氏は言っています。
候補者には、彼ら・彼女らを支援している政党、労働組合、業界団体、宗教団体などがある場合があります。もしその支援団体から資金援助があったり、選挙スタッフをそこから調達していたりという支援(借り)があれば、当選したあかつきにはその借りを返さなくてはならないというものです。それが逮捕につながった例も過去にはありますから、候補者と支援者との関係というのはよくよく確認しておかなくてはなりません。また、支援団体だけでなく、個人で応援している、支持しているという人たちもいます。そういう人たちの普段の言動に思想的な偏りがないか、そういう人たちはどんな人たちなのかを判断材料の1つに含めるということも重要だ、と松田氏は述べています。
松田氏は同著の中で”『仮説を立て、試行し、結果を検証する』ということをしないと、なかなかリテラシーは身につかない”とも書いています。
まずは、わからないなりに選んでみる。投票したら、きっと投票した人や、当選した人のことが気になり始めます。その人たちの動向をよく見て、次の選挙にいかす……そうした積み重ねが、選挙リテラシーを作っていくというのです。もしはじめての選挙であれば、やみくもでもかまいません、とにかく行動することが重要です。2回目、3回目につながるように、選挙に行ってみては、と松田氏は締めくくっていました。
次のページ : 松野豊氏の「政治家の選び方」:「自分の街・生活がどうあって欲しいか」
つづいて、麗澤大学経済社会総合研究センター 客員研究員(元流山市議員議員)である松野豊氏の、政治家の選び方をご紹介します。松野氏は自身のブログで「統一地方選挙 良い候補者の見分け方」と題し、10のポイントを挙げています。
01.立候補の目的が明確かどうか
02.情報収集力があるかどうか
03.情報発信力があるかどうか
04.自分のスタイルを確立しているかどうか
05.政策型か情実型かどうか
06.自分と近い候補者かどうか
07.新人なのか現職なのかどうか
08.無所属か政党に属しているか否か
09.スピード感と行動力があるかどうか
10.時間に正確かどうか
松野氏は、これらを評価軸としています。いくつか、ピックアップして詳しく見てみましょう。
立候補の目的が明確かどうか
候補者にとって、当選することはあくまで社会を変えるための手段であるはずです。
なんのために立候補を決めたのか、候補者の政治理念や、政治的課題が明確かどうかを見極める必要があるといいます。演説やマニフェスト・政策の中でしっかりと有権者に訴えられる人かどうか確認してみるべきでしょう。
情報収集力があるかどうか
「如何に民意を反映させるか」というのが、本来の政治家の仕事であるはずです。有権者の声や意見を、政治に反映するのだという強い意志を持った候補者かどうかを見極めたほうがいいとしています。
情報発信力があるかどうか
SNSやホームページ、ブログ、さらには会報誌や駅立ちなどで、普段から自分の活動や市政について、しっかり発信している候補者でしょうか。今はインターネットもありますし、どんな形でも報告はできるはず。ここを怠っていないかどうかも、チェックポイントの1つです。
自分と近い候補者かどうか
世代や性別、経歴など、自分に近い属性の人であれば、自分たちの悩みを理解してくれる可能性が高いですよね。子育てをしている候補者が子育て施策に力を入れていたり、福祉の現場で働いた経験のある候補者は福祉に力を入れていたりと、それぞれの得意分野があります。候補者の中から、自分と似た属性の人を選ぶというのも、自分と同じ境遇の人々の意見を政治に反映させるための、1つの手だといいます。
新人なのか現職なのかどうか
新人、現職ともにメリット・デメリットがあります。新人は経験や実績はないものの、まだ政治の世界に足を踏み入れたばかりで市民と同じ感覚を持っています。一方、現職は感覚こそ市民から離れてしまったかもしれませんが、これまでの経験や知見をいかすことができ、さまざまなところに顔が利くというメリットがあります。今の議会には、どちらの人が必要なのかを考えてみましょう。
ここでご紹介した政治家の選び方はあくまで一例でしかなく、政治家の選び方に正解はありません。統一地方選の後半戦投票日は今週末21日です。候補者はたくさんいますが、ぜひあなたなりの「選び方」で一票を投じましょう!
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