
平日の日中に賭けマージャンをしていた前市長の引責辞任に伴う飯塚市長選が2月19日に告示されました。立候補したのは小幡俊之氏(59)、共産党が推薦する小宮学氏(61)、自民党・民進党・公明党が推薦する片峯誠氏(60)の新人3名。投開票は2月26日です。
昨年12月、斉藤守史(もりちか)前市長と田中秀哲(ひであき)前副市長が賭け麻雀をしていたことが発覚。今回の選挙では、市政に対する信用の回復を取り戻すべく3名の新人が選挙戦に挑んでいます。
木幡氏は賭け麻雀問題について「市のイメージダウン」「市民が大恥をかいた」と述べ、「税金を納めている市民を軽視している」と前市長および前副市長を批判しました。
1月に出馬を表明した際にも「真相究明でうみを出し切ることが必要」とし、新庁舎や小中一貫校の建設工事費が当初より増加していることなどを批判し、一度全てを見直した上で市政を市民の手に取り戻したい、と意欲を見せました。さらに、市斎場の指定管理者になる予定の業者が麻雀に同席していたため、この契約の辞退を掲げました。
木幡氏は九州東海大学出身。合併前の旧飯塚市議選に2004年初当選、合併後も市議を務めました。2014年にの飯塚市長選には敗れ、今回は雪辱を果たしたいと意気込みを見せています。賭け麻雀問題発覚後、市民団体「飯塚の未来を考える市民の会」の事務局長を務め、市議会に調査特別委員会設置を陳情するなどの活動をしています。
「心の底から怒りがこみ上げ、市民とともに戦おうと決意した」と立候補の理由を述べた小宮氏。今回の問題を全容解明し、子どもたちにとってもより良い飯塚市にしたい、と意気込んでいます。市民の暮らしを第一に考えた市政によりクリーンな飯塚市へ、と立て直しを誓いました。自由党の山本太郎共同代表からも激励メッセージを受けています。
小宮氏は関西学院大学出身、これまで弁護士として活動してきました。今回は初の選挙戦となります。
片山氏は市政の停滞よりもさらなる前進を訴えます。立候補を表明した時は市教育長として職務に当たっていました。
市長の辞職表明後に学校関係者や市役所内部からの立候補を望む声を受けたとし、今選挙でも自民党・民進党・公明党の3党の推薦、さらに地元の麻生太郎副総理兼財務相の応援も受けています。
片山氏は第一薬科大学出身。中学校教諭、市教委学校教育課長、県教委筑豊教育事務所副所長などを務め、2010年5月に教育長に就任し、市立小中学校の一貫校化、学力向上対策、国際交流の推進などに力を注いできました。
現職市長の賭け麻雀のために選挙となった今回ですが、毎日新聞が3名の候補者に賭け麻雀の経験の有無についてアンケートを行いました。
片峯氏は「食事代くらいなら賭けたことがある」、小宮氏は「学生時代に食事代を賭けた」、木幡氏は「学生時代にラーメンを賭けたことがある」と回答。社会人になってからも片峯氏は賭け麻雀をしていた、と言います。小宮氏や木幡氏は学生時代に経験したそうですが、賭け麻雀の経験がない候補者は1人もいませんでした。このアンケートも選挙戦に影響する可能性もあります。どの候補者が市政の立て直し、さらに飯塚市のイメージを取り戻す、と市民の期待を受けるでしょうか。
この記事をシェアする
選挙ドットコムの最新記事をお届けします