任期満了に伴う菊川市長選が15日に告示され、いずれも無所属で新人の小笠原宏昌氏(52)、現職で民進・連合静岡が推薦する太田順一氏(66)が立候補しました。投開票日は22日です。今回は4選を目指す太田市政への評価、まちづくりなどが争点になると考えられます。
小笠原氏は、同じ人物が長くトップを務めれば組織が緩む、と指摘。「変化を求める市民の声に応えたい」と立候補しました。「住み良さランキング」で菊川市が好成績だったことを疑問に感じ、特に市南部の旧小笠原町エリアは商店減少によって活力が失われている印象を持っています。この原因を2005年の旧菊川町との合併後の施策が不十分と考え、都市計画事業の見直しと公約に掲げました。浜岡原発については中部電力の安全対策工事については評価するとしたものの、10キロ圏内にあり福島原発の事故での自然の恐ろしさを考えれば再稼働は認めない、と断言しました。
さらに市長給与の削減によって行財政改革への道筋をしめし、職員任せにせず市長が率先する政策を実現したい意向です。第2子、第3子の保育料の一層の軽減、将来の無料化といった子育て政策や、出産祝い金を現金から商品券の支給とし、地元の商店に還流することで菊川市の景気を向上させる計画を披露しています。

4選を目指す太田氏は、10年後、20年後を見据えたまちづくりが必要と述べています。これまでの3期12年間に手応えを感じ、その結果が「住み良さランキング」の調査に表れている、と自ら評価しました。ふるさと納税もおととしの3000万円から昨年は1億7000万円と6倍近くにも上り、全国的にもイメージが高まっている、と手ごたえを感じています。
合併から12年が経って人口減少も歯止めがかかり、「10年先、20年先の菊川市に向け、来年度から始まる市第2次総合計画によって道筋をつけたい」と意欲を示します。中部電力浜岡原発の再稼働については市民の理解が得られていない、また国政策や今後の対策の遅れ、福島の原発事故の検証の遅れを理由に「認めない」と
発言しています。菊川町長時代から19年間トップの座で活躍していますが、「常にチャレンジし続けてきたので長いとは思っていない」と振り返ります。今後も市民とともに町づくりに取り組みたい考えです。
小笠原氏は旧菊川町議を経て2005年の合併に伴う菊川市議選で初当選、以降市議を3期務めています。それに対し、太田氏は旧菊川町長を経て2005年から菊川市長を3期務めています。どちらも市民にとってはお馴染みの存在と言えるかもしれませんが、市のトップとして市政を委ねられるのはどちらの候補でしょうか。
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