参議院議員 江口克彦氏 インタビュー

2016/04/12

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選挙ドットコム編集部

政治家の本当の姿を伝える、選挙ドットコム「政治家インタビュー企画」。
今回は、おおさか維新の会国会議員団顧問の江口克彦参議院議員にお話をうかがいました。

江口氏は、松下哲学、松下経営の伝承者と言われ、著書・講演多数。「地域主権型道州制」を提唱、内閣官房道州制ビジョン懇談会座長等を歴任。
平成22年参議院議員選挙に当選後、みんなの党最高顧問、両院議員総会長を経て、次世代の党両院議員総会長、総務会長、参議院副会長に就任。
現在は、おおさか維新の会 国会議員団顧問として活躍されています。

 

【政治家を志したきっかけは何ですか?】

きっかけは2つあります。
1つは、かつて所属していたみんなの党が発足した頃に、渡辺喜美代表が大阪の自宅まで熱心に誘いにきてくださり、なんとか出てくれないかと懇願されたことです。
もう1つは、以前所属していたPHP総合研究所で、さまざまな研究プロジェクトチームにおいて政策提言活動を行う中で、とりわけ「地域主権型道州制」を政治家として取り組んでみたいと思ったことですね。

 

 

【政治信条を“ひとこと”で表現していただけますか?】

「日本の精神に根差した自由保守主義」です。外国の真似ではなく、日本としての自由保守主義を考えていくべきだと考えています。

 

【特に力を入れている政策について教えていただけますか?】

私が力を入れている政策は、主に2つあります。

1つは、「憲法改正を行い、自主憲法をつくる」ことです。
私は、日本人の心を歪めてしまっている、あるいはまたご都合主義に陥らせてしまっているのは、日本国憲法だと思うんです。それを自主憲法に改正したいですね。「自主憲法」といっても、明治憲法を出発点にした憲法を作りたいという訳ではなく、現行の憲法から、われわれ日本国民が自身で考えた、時代に合うように作り上げた「自主憲法」、「国民の、国民の手による、国民のための」日本の憲法を作るということが最大のポイントです。

もう1つは、47都道府県を廃止し、広域ブロック制を導入することです。
現在の日本では、中央支配の現状があります。地方が中央に依存し、「お金をください」と中央に頼むような構造ができてしまっています。しかし、地方の人は自分たちの能力を持っていますし、自分たちが中心であるという発想もあるはずです。青森のりんごを東京に発送する場合、青森の方々は地方発送をします、と言いますよね。青森の人にとっては青森が中心で、東京は地方になるのです。お互いに「地方、地方」と上下関係で呼び合うのではなく、それぞれが「対等」の意識をもてるような統治機構体制にすべきと思っています。

具体的には、「地方」ではなく「地域」ということばを使って、現在の「中央と地方」という上下関係から「国と地域」といった横の関係へと変えていきたいのです。そのためには、現在の47都道府県というくくりをやめて、道州制あるいは広域ブロック制を取り、ダイナミックな地域行政を出来るようにすることが必要だと考えています。

 

【あなたにとって選挙とは何ですか?】

私は、何万人かの中から代表を選挙で選び、選挙で選ばれた人が責任を持って政策や国民の幸せを考えていくという代議制民主主義は、現在の日本に必要不可欠であると思います。代議制民主主義とは、「国家から出発する政治」ではなく、「国民から出発する政治」を行うということであるからです。そのような背景がありますから、立候補者は国民の想いを負託されているという自覚を持ち、国民にとってより良い日本をつくるということを実践していかないといけないですね。

また、一番に民意を反映させられるのも選挙です。議会は国民が選挙で選んだ政治家で成り立つことになりますから、国民の皆さんは責任感を持ち、よく考えて一票を投じていただきたいですね。

もし、その結果により行われる政治が好ましくないという時にも、その民意を選挙に反映させることができます。例えば現在「選挙の時には良いことを言ったのに、当選しても実行してくれない」という政治家がいるとすれば、そういう人たちを落選させるように次回の選挙で働きかけるとよいでしょう。

 

―インターネット選挙について―

近年ネット選挙が解禁されましたが、インターネットで投票することを含め、ネット選挙の効果が出てくるのはもう少し後になるでしょうね。私のようにスマートフォンやタブレットを使っている政治家もいますが、全体の数でいうと、まだまだ少ないです。年数を重ねて議員の世代交代が行われたときに、100%のネット選挙が実現されるのではないでしょうか。

また、インターネットを通じて政治家のことをすぐに調べられる、「政治家百科事典」のようなものができたら非常に良いと思います。政治家の名前をクリックしたら、その政治家の「経歴」「過去に委員会でどんな発言をしたのか」などがわかるようなものがいいですね。良いことだけではなくスキャンダルも含め、多くの正しい情報を載せてほしいですね。

そうなれば、インターネットで政治のことを調べやすくなり、より皆さんが政治に関心を持つようになってくるのではないかと思います。選挙ドットコムにもそのようなコンテンツを期待していますよ。

 

インタビューの掲載について

選挙ドットコムでは現職国会議員の皆様のインタビューを無料掲載しております。
掲載をご希望の議員の方は下記までご連絡をお願い致します。

03-5212-4377 担当:苅部 karibe@jcos.net / 工藤 kudo@jcos.net

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選挙ドットコム編集部

2023年に年間1億PVを突破した国内最大級の政治・選挙ポータルサイト「選挙ドットコム」を運営しています。元地方議員、元選挙プランナー、大手メディアのニュースサイト制作・編集、地方選挙に関する専門紙記者など様々な経験を持つ『選挙好き』な変わった人々が、『選挙をもっとオモシロク』を合言葉に、選挙や政治家に関連するニュース、コラム、インタビューなど、様々なコンテンツを発信していきます。

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