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4月13日公開討論会開催!人材の宝庫となるのか!?自民党オープンエントリーの仕組みを解説

2016/4/12

選挙ドットコム編集部

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自民党の候補者集めのひとつ「ネット候補(オープンエントリー)」

自民党がネットを使い、参議院選挙にむけて公認候補を公募しています。

具体的な実施のフローとしては、全国各地の458人の応募者から、書類審査などしぼられた30〜50代の地方議員や会社員、元衆議院議員など男女6人の全12人から、ネット投票により自民党公認候補を決めます。党のホームページ上で登録すれば党員以外でも投票することができます。

この試みが成功すれば、他選挙でも多くの場面でネット投票が取り入れられる可能性もあり、今回のネット公募はその試金石となると言われています。

 

安倍首相の動画から見る、ネット公募の目的

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「オープンエントリー2016」
安倍首相はかつてない画期的な公募であるとうたった上で、国民の手によって政治に新しい風を吹かせることを強調します。候補者の選挙過程をオープンにし、有権者が候補者選びに参加できるようにすることも大きな狙いです。

自民党が提示するデジタル民主主義。インターネットを積極的に活用した新たな手法により、有権者の声にしっかり耳を傾けて行く仕組みです。

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書類審査と、面接を突破したファイナリスト12人。「オープンエントリー2016」を通じて広く人材を募り、ネットを通じ、多くの声を反映させる事で、政治に新たな風を吹かせます。

ここから読み取る事ができる今回の「オープンエントリー2016」は、選考過程をオープンにし、さらにネットを活用することで、多くの有権者が候補者選びに参加できる仕組をつくること、インターネットメディアを入口とする“デジタル民主主義”を提示することで、政治に新たな風を吹かせようという目的をもった試みと捉えることができます。

 

ファイナリストの紹介

ここで12人のファイナリストのうち男女2人ずつ無作為で選んだ4人をご紹介します。

 ①伊藤洋介(いとうようすけ)

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出典:自民党公式ページ

エントリーNO.9伊藤氏は、慶応義塾大学卒業後、サラリーマンを経験しながら「東京プリン」として歌手デビューした異色の経歴を持っています。2013年参議院選挙では自民党公認候補として比例区から立候補し、ネットを中心に選挙戦略をえがくも、惜しくも落選しています。
今回は、エンターテイメントで各地の若いチカラを応援し、地方創生、「元気ジャパン」を作ることを表明しています。人に伝えるという技術をどのように活かしてくれるのか、期待がかかります。

 

②柳沢亜紀(やなざわあき)

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出典:自民党公式ホームページ

エントリーNO.11柳沢氏は、香川大学卒業後、株式会社資生堂(総合職)を経て、現在現職2期目の港区議会議員を勤めています。港区議として、待機児童の解消に尽力し、港区史上、女性として最年少で委員長に就任するなど実力を持った政治家です。待機児童解消と子ども子育て支援を充実させること、女性・若者、皆が活躍できる場を作ることなどを掲げています。
女性の活躍を推進している自民党にとっては重要な人物になる可能性を秘めています。

 

③生田與克(いくたよしかつ)

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出典:自民党公式ページ

エントリーNO.3生田氏は、築地魚河岸マグロ仲卸「鈴与」三代目店主をつとめながら、一般社団法人シーフードスマート代表理事として、日夜日本の水産業のために活動しています。また、自身の活動も行いながら、若者の政治参画を促すイベントに積極的に参加したりと、マルチな活躍をしています。

議員になり、実現したい事として、漁業法改正により、日本の水産資源を守ること、若い世代の政治参画の推進、高齢者介護受け入れ施設の充実などを掲げています。
水産出身ということで、この経験が活かされるには漁業だけではなく外交問題にも力を発揮できるかもしれません。

 

④土屋美和(つちやみわ)

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出典:自民党公式ページ

エントリーNO.8土屋氏は、アメリカのロスで生まれ、人生の半分以上を海外で過ごしました。ニューヨークで5年間金融会社で働いた後、フードアナリストの資格を取得し、食育の重要性を広めるべく活動を行い、現在に至ります。
日本を外からみた経験から、日本の「ものづくり産業」復活、日本の豊かなよく文化を活かした食育推進を主に掲げています。
海外経験が豊富というところからも、閉鎖的になりがちな日本を良い方向へ変化させてくれる可能性があります。

 

いよいよ明後日13日、各候補の討論会!心して聞こう

政治経験がある方もいれば全くない方もおり、とてもフレッシュな面々が並んでいるのが印象的な今回の自民党オープンエントリー候補者たちですが、今後のスケジュールは、投票者登録(5月2日〆切)を済ませた人に投票用シリアルナンバーが送信され、ネット投票が可能になります。

ネット投票の締め切りは5月9日で11日には投票結果が発表されます。

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上記の流れになりますので、まずはこちらの自民党サイトから手順に従い、ご応募ください!とても簡単な手続きで行えます!

ファイナリストたちは、4月13日に討論会、4月下旬の最終演説を行う予定です。今回のネットによる選挙がどれだけ有権者の注目を集める事ができるかが、今後のネット選挙を考えるうえでの試金石になることは間違いでしょう。

みなさんも新しい民主主義に、積極的にご参加を!

【自民党「オープンエントリー」プロジェクト2016】https://special.jimin.jp/openentry/

【自民党ネット公募】https://www.youtube.com/watch?v=pkWJLPYORpE

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2023年に年間1億PVを突破した国内最大級の政治・選挙ポータルサイト「選挙ドットコム」を運営しています。元地方議員、元選挙プランナー、大手メディアのニュースサイト制作・編集、地方選挙に関する専門紙記者など様々な経験を持つ『選挙好き』な変わった人々が、『選挙をもっとオモシロク』を合言葉に、選挙や政治家に関連するニュース、コラム、インタビューなど、様々なコンテンツを発信していきます。

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