本日、維新の党の橋下徹最高顧問(大阪市長)は、関西での地方政治に集中するとして正式に離党を表明しました。松井一郎顧問(大阪府知事)も本日午前、同党を離党すると表明しました。
問題の発端は9月13日投開票の山形市長選で、地元の反対を押し切って野党系候補の応援に入った柿沢未途幹事長に、松井氏が辞任を要求。この対応をめぐり、松井・柿沢氏をめぐる党内の対立は、「大阪系」と「非大阪系」との間で激化し、党分裂も危惧されていました。
結局この「柿沢問題」で党分裂を回避するため橋下・松井氏の離党となったと見られますが、11月1日投開票の党代表選や、11月22日投開票の大阪府知事・市長のダブル選と、維新の党として重要イベントが連続する中での離党劇。党内対立の火は収まりそうもありません。
橋下・松井両氏の離党表明のニュースが流れ始めた本日午前からお昼にかけて、ツイッターなどのSNSで「維新」や「維新の党」などのワードが急上昇。速報記事などのリツイートが拡散したためと思われます。
ツイートを眺めていると、維新の党の前進である日本維新の会の「創業者」である橋下・松井両氏が揃って維新の党を去るということは、党の「顔」がいなくなることだという指摘が。一方で、維新の今後の展開や、代表選への影響についても数多くのツイートが発信されており、あらためて両氏の存在感の大きさを感じさせます。
維新の党は今後どうなるのか。第3極の元祖であったみんなの党も内部分裂から消滅してしまいましたが、今回の橋下・松井両氏の離党が、維新の党の「終わりの始まり」になるのでしょうか。党代表選、そして大阪ダブル選挙についても引き続き注目していきたいと思います。
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