選管アワード　2013年8月度

2013/9/13

コラム

第12回選管アワード月間最優秀賞は、
宮城県大郷町選挙管理委員会に決定いたしました！

第12回選管アワード月間最優秀賞は、宮城県大郷町選挙管理委員会に決定いたしました！

senkan-award 　大郷町では、8月25日に大郷町長選挙が行われました。

町ホームページトップには、告示日の2週間前より選挙告知バナーが貼られ、告示日には投票日が追記されていました。

また、選挙ページには、立候補者届け出情報の掲載に加え、「大郷町選挙主要日程」として、全体のタイムラインを掲載し、選挙行事が一目でわかるように工夫。「過去データ」も同ページに掲載するなど、そのレイアウトや、要所をおさえた説明等々、素晴らしい選挙情報伝達であることに対し、8月度の選管アワード最優秀賞を贈呈することに決定いたしました。

担当された大郷町役場・総務課、本間文二さんのお話によれば、本間さんは選挙管理委員会はじめ、役場のホームページ全般を担当されているとのこと。

大郷町トップページ（選挙バナー）

通常、選挙管理委員会とホームページを担当する部署は分かれていることが多く、選挙時に、両者が話し合いながらホームページの掲載内容を決定することが殆どのようですが、今回の事例では、選挙もホームページも把握している本間さんの強みが発揮されています。逆に言えば、両者の相互協力が非常に有効であるということが言えるでしょう。
さらに、膨大な情報の中から「今、もっとも必要な事」を選別抽出し、有権者に対し、レイアウトを含め端的な言葉で伝えるという点において、秀逸な内容でした。

本間さんのモットーは「有権者にとってわかりやすい」事だそうですが、その言葉を具現化した、素晴らしい事例でした。

大郷町選挙ページ（全体）

大郷町選挙ページ（主要日程部分）

（文・横内陽子）

選管アワードとは

これは、十分で適切な選挙情報の公開を促すために、『ザ選挙』編集部が、優れた情報発信を行っている自治体の選挙管理委員会を勝手に称えようというものです。

この賞は、自治体そのものの優劣を決めるものではありません。インターネット上の選挙情報の掲載方法に関して、何かしらのヒント、アイディアの一助になればと思います。

選管が的確な情報を素早く出すということは、選挙の質そのものを向上させ、有権者にとっても非常に有意義であると言えます。この賞は、もしかしたら日本で一番地味かもしれません。しかし、あまり日の当たることの無い縁の下の力持ちの努力を、ほんの少し意識することで、よりよい選挙が実行されるようになると考えています。（『ザ選挙』編集長　高橋茂）