2024/11/27
網走で困った時には平賀たかゆき 網走市の廃棄物最終処分場の延命化の実際。
こんにちは。網走市議会議員の平賀たかゆきです。
11月25日の文教民生委員会では、広域でのゴミ処理に関する課題と合わせて、網走市の廃棄物最終処分場の状況について説明がありました。
令和6年10月の残余容量測量調査の結果は、41,925㎥(残余割合30%)の残余容量があることが判明。
この間の埋立状況から残余年数は4年と推計されます。
一方で今年度は周囲のごみを掘り起こし、細断、破砕したほか、覆土を振るって分離するなど、過去に埋め立てたごみの減容化を進めた効果もあり、延命化計画で推計していた値よりも改善し、さらに何年か使える可能性も見えています。(計算では6年になりますが、あくまでもこれは今回の実測値)
しかしながら、広域での中間処理施設の供用開始に遅れが見込まれることもあり、現在の延命化計画による対策の目標達成率が100%を下回る可能性も考慮しなくてはなりません。
仮にこの目標達成率が80%となった場合には、延命期間を確保できない恐れがあります。
そこで
❶早期にかさ上げによる埋立容量の拡張準備を進める
❷今年度実施したごみの掘り起こしによる破砕等には一定の減容効果があったことから、再度の掘り起こしについも予算措置の検討を図る
今後はこうした方向で施策検討が進められると考えられます。
また、新たな最終処分場の整備についても併せて検討する必要がありますが、心配なのは広域での中間処理施設整備と期間が重なる可能性と財政面の負担が重なる可能性になります。
そのため財政負担の平準化など、調整が必要となります。
網走市議は、「引き続き、現在の最終処分場の埋立状況を注視しながら、新たな最終処分場の整備についても前倒し可能な業務があれば、早期に着手し、少しでも工期の短縮に繋がるよう検討する」とのことでした。
市民生活に密接に関わるゴミの問題は情報の公開とオープンな議論が大切です。
こうした状況の共有こそ、網走市のゴミに関して市民の理解を促進しつつ、一緒に課題の解決について考え行動を進める手掛かりになると私は考えます。
所管委員会を中心に必要な議論を進めながら、SNSを活用しつつ、私も必要な情報発信を重ねて参ります。
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