2024/11/25
網走で困った時には平賀たかゆき 1市5町のごみの広域処理計画が足踏みすることに。
こんにちは。網走市議会議員の平賀たかゆきです。
ごみの広域処理について大きな変更をせざるを得ない事態が発生し、11月25日の文教民生委員会で詳細が明らかになりました。
大空町で1市5町が廃棄物中間処理施設の建設計画を進めたいとしていた土地について、7月4日〜10月21日まで地質調査が行われました。
その結果、想定していなかった以下のような事実が判明したため、計画の実施検討がSTOPする事態が発生しています。
①盛土層について
地質調査を行った全ての調査孔で工事残土と思われる盛土層が確認され、盛土高が最大で13.7mあり、盛土前の地形が急斜面であったことが判明し、地耐力が不十分であることがわかった。
②土中に異物混入が判明
コンクリート状のようなももや、ビニール片などの異物が発見された。
○今後の考え方
❶施設建設に必要な地耐力が不足しているため、大幅な対策工事がなければ建設できない土地だと判明した。
❷土中の異物については北海道の通知指導により何らかの対応をしなければならないことが見込まれる。
以上のことから次の内容が中止や延期されることとなります。
(1)入札の中止(延期)
①広域廃棄物中間処理施設用地測量委託(11月1日入札予定)
②広域廃棄物中間処理施設土砂流出対策施設整備工事(11月7日入札予定)
(2)12月に予定されていた一部事務組合規約(案)の議会提案の延期
(3)一部事務組合設立時期の再検討
一部事務組合の設立は12月の議会に提案した上で令和7年4月設立を予定していたが、再検討せざるを得なくなった。
(4)整備スケジュールの見直し
盛土層と土中のコンクリート等への対応委託・工事期間の検討結果により、整備スケジュールの見直しが必要と見込まれる。
なお、現時点では、類似工事からの推計で最低でも2年程度遅れると推測されます。
そのため
【変更前】は令和11年9月から令和12年6月の間とされていた建築工事は、【変更後】令和13年9月から令和14年6月の間へと少なくとも2年伸びることになります。
○今後の対応について
❶今後、北海道からの土中のコンクリート等への対応通知を大空町が確認し、対応等の検討を行う。
❷大空町からの対応を受け、今後の対応を協議会(1市5町)で早急に協議する。
【所感】
まずは大空町でこの土地の状況を、旧東藻琴村の職員などから聴き取り調査を行うことで、このような事態を防げたという可能性はなかったのだろうかと感じます。
これまで1.8億円の費用がかかっていることからその費用負担についても議論が必要になることが推測される案件です。
今後は大空町の判断を見極めながらの対応になると思われますが、初期の予定地や他の適地への計画変更など、あらゆる可能性を早急に探りながら可能な限り早期に対応を決める必要があるでしょう。
議会としては網走市を含めた1市5町の判断をまずは見極めながら、その是非について適切に判断していかなくてはなりませんので、今後も適時市民の皆さまにはこうした情報を開示しながら発信して参ります。
なお、このあと別の記事で網走市の廃棄物最終処分場の状況につにてもお知らせする予定です。
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