国場 幸之助 ブログ
1月22日、核兵器禁止条約が発効されましたが、
我が国は、参加していません。
多くの国民が参加すべきと考える中、
日本が参加していないのは、アメリカの傘の下にある
という安全保障の現実のゆえであるという指摘は、
中国、ロシア、(北朝鮮)など、核保有国、
つまり、長年の、潜在的脅威国に囲まれている現実を
冷徹に踏まえれば、その通りです。
しかし、同時に、唯一の被爆国として、
核のない世界を実現するという信念は揺るぎないものが
あります。
外務大臣政務官として、軍縮不拡散の文脈で核兵器を
担当する私自身もその確信を強く持っています。
常任理事国でもある核保有国5ヵ国が参加する
核不拡散防止条約(NPT)には、具体的に核軍縮に
取り組む責務が伴います。
今年8月には、NPT再検討会議もありますから、
我が国の架け橋としての存在が問われます。
そして日本は28年連続、国連総会に
核兵器廃絶決議を提出しています。
課題は多しですが、
理想と現実、核保有国と非核国、
現在と未来、そして、国際社会において、
日本が説得力を持って雄弁を体現できる、
核無き世界、の実現に、愚直に邁進します。