2024/11/11
令和6年11月11日、第215回特別国会がついに幕を開けました。今回はわずか4日間という短い会期の中で、議長や副議長の選出、内閣総理大臣の指名(首班指名)、各委員会の委員長選出などが次々と決まっていきます。その中で、私は今回厚生労働委員会、そして国民の皆様が注目する「政治改革特別委員会の理事」を拝命する予定となりました。
国民の期待に応えるための新たな挑戦
厚生労働委員会には以前から強い思い入れがありますが、特に「政治改革特別委員会」は今回の衆院選で多くの方々が注目してくださったテーマを扱う場です。この委員会では理事として、現場の責任者となり、他党との交渉や意見調整を行うことになります。政治とカネの問題にとどまらず、国民の皆様が望む真の改革を実現するため、維新らしいアプローチで挑戦していきたいと強く感じています。
初登院の日、新たな議員バッチの重み
今日の午前中は、初登院ということで、新人議員たちが早朝から国会議事堂の正門前に集まり、晴れやかな笑顔で議員バッチを胸に付ける姿が報道されていました。その姿を目にしながら、4年前の自分が初めてここに立った時の緊張感と感動が鮮明に蘇りました。あの時は選挙区が注目され、テレビや新聞のカメラが一斉に向けられていたことを思い出します。
今回も盟友である守島正議員や秘書たちとともに新たな議員バッチを受け取りましたが、以前とは異なる感覚がありました。バッチを胸に付けるその瞬間、背中に感じる重圧が一段と大きくなったのを実感しました。この「赤絨毯」を再び踏みしめるたびに、国民の皆様の信頼に応えねばならないという決意が湧き上がります。
代議士会と本会議、新しい風景の中で
午後からは代議士会を経て本会議へ。議場に座った瞬間、これまでとは違う景色が目に飛び込んできました。長年そこにいたはずのベテラン議員の姿が消え、新たな顔ぶれが増えています。特に印象的だったのは、自民党の議席が大幅に減少していること。議場の半分以上を占めていたはずの風景が一変していました。
これは、まさに国民の皆様の強い意志が反映された結果です。自公政権に対する不満が頂点に達し、単独で過半数を取れないという現実が、まさに国民の「見えざる神の手」による裁定だと感じました。2009年の民主党政権交代のような劇的な変化ではありませんが、現状の政治に対する強いメッセージがそこには込められています。
首班指名選挙と新たな首相の誕生
本会議では、まず衆議院議長・副議長の選挙が行われ、その後、内閣総理大臣の指名選挙へと進みました。1回目の首班指名選挙では、
• 石破氏(自民): 221票
• 野田氏(立民): 151票
• 馬場氏(維新): 38票
• 玉木氏(国民): 28票
• 山本氏(れいわ): 9票
• 田村氏(共産): 8票
30年ぶりとなる決選投票の結果は、
• 石破氏: 221票
• 野田氏: 160票
• 無効票: 84票
この結果、石破茂氏が第103代内閣総理大臣に就任されました。公明党との連立による第2次石破政権がスタートしますが、今回の選挙での大敗によって少数与党の立場となり、これからの政権運営は厳しい道のりとなるでしょう。
維新としてのこれからの挑戦
我々日本維新の会も、今回の選挙結果を受け、厳しい現実に直面しています。12月1日には代表選が控えていますが、今後の進むべき方向についてしっかりと議論し、慎重に進んでいく必要があります。しかし、今の政治状況では一刻の猶予も許されません。変化のスピードが加速する中、常に情報に敏感であり、即座に行動できる体制を整えることが求められます。
議員として、そして維新の一員として、これからも国民の皆様の信頼に応えるべく、全力で活動してまいります。どうか引き続き、皆様の温かいご支援を賜りますようお願い申し上げます。
最後までお読みいただきありがとうございます。これからも最新の政治情報や活動報告をこちらのブログで発信してまいりますので、ぜひご覧ください。
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