2024/8/14
まず冒頭、約3年間に渡り、日本国の総理大臣という重責を担われた岸田総理に敬意を表します。
この時期に自民党総裁選挙の不出馬という意向を固めることは、万感の思いの中での決断だったのだろうと拝察します。
自民党は時の政権の支持率が下がると、総理が辞任して、総裁選を行い、そちらの論戦に意識を引きつけながら新総理を選出し、今までの問題を目眩しをしながら解散総選挙に打って出るという権力維持手法は歴史を振り返っても常套手段でありますので、自民党は新総裁選出後、したたかに速やかに解散総選挙に打って出る可能性が高いと考えております。
日程感としては、公示日10月29日、投開票日11月10日あたりが本命であったのが、補欠選挙との関係を気にしての決断であれば、最短で10月4日解散、10月15日公示日、投開票10月27日あたりまで日程を早める可能性もあると推察します。
そうした中で、自民党は現状、取り沙汰されている様々な候補者が乱立して新総裁を展開されると考え、当然誰が総理総裁になっても強力なライバルでありますので、私たちとしても引き締めて対応をして参ります。
現況の政治情勢は、「自民党と裏金」の問題により政治不信が頂点に達し、多くの国民が怒っています。
岸田総理が「最終的には、国民の皆さん、党員の皆さんにご判断いただく」と述べられていましたが、現在の支持率では岸田総理自身は国民に信を問うことができず、この度、不出馬で撤退せざるを得ない状況に追い込まれました。
岸田総理御自身は不出馬会見の中で成果を強調されていましたが、その成果が国民から評価されていないからこそ、政権支持率は下がり、今回不出馬に追い込まれていると認識しています。
政権運営も様々な問題が山積しておりますが、特に裏金問題への対応は最悪で、実態解明は不十分で、裏金議員への処分は激甘で、自民党の改革案は羊頭狗肉と評される改革する気が全く見えない内容であり、国民目線から見れば話になりません。
最早、自民党に自浄する力はなく、政権交代が日本の政治を自浄する一番の政治改革であると考えておりますので、来たる総選挙では立憲民主党政権の政治改革と自民党政権の政治改革のどちらが良いか国民の皆様にしっかりと判断をしていただける政権選択選挙にしたいと考えています。
次期、衆議院解散総選挙は、自民党の新総裁と立憲民主党の新代表のどちらの方が国民国家のリーダーである総理大臣にふさわしいかを選んで頂く政権選択の選挙になります。
自民党は新総裁選出後、速やかに解散総選挙に打って出る可能性が高いと考えておりますので、神奈川県連幹事長として必要な準備を常在戦場の心構えで行うよう事務方に指示を致しました。
その中で野党第一党である立憲民主党の代表選挙は、老壮青のそれぞれの世代の代表候補が論戦を交わし、最も総理大臣候補として相応しい者を代表として選出する必要があります。
私たち若手世代も国民の皆様から信頼され、愛して頂けるような政党づくりに尽力し、来たる総選挙では、政権交代を実現し、クリーン・フェア・オープンな真の政治改革を断行致します。
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