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円 より子 ブログ

女性不況を克服したい

2021/7/25

 男性の収入のおよそ7割から8割というのが、女性の生涯年収の相場です。ただ、これは正規雇用で定年まで働き続けた場合であり、仮に30歳で結婚して、10年後に非正規雇用になった場合は、3割くらいになるのではないでしょうか。

 男性は一家の大黒柱で、家族を支えなければならないから、女性より収入が高くて当然?そう、こういう考え方がはびこっていて、長く、女性は従の働き手とされ、配偶者控除や年金など、男性を支えて専業主婦でいるほうが生きやすい制度が作られてきました。

 コロナ禍で、世界中で、男性以上に女性がダメージを受けていることから、今の経済状況は女性不況と言われています。

 例えば、スーパーなどでの試食販売。コロナ禍ですっかり姿を見なくなりましたが、あの人たちの多くは、短期契約で、仕事がなくなったのではないでしょうか。

 昨年の11月に渋谷のバス停で、撲殺された女性のことを覚えていますか。

 彼女は殺される4年前までは杉並のアパートに住んでいて、スーパーの試食販売の仕事をしていたことがわかりました。

 結婚もしたけれど、夫の暴力で離婚した。その後、再婚はせず、ずっと一人で暮らしていた。

 日本は、女性にかぎりませんが、一旦仕事をやめると、以前より高収入の仕事につくのは容易ではありません。彼女の場合、離婚後、職を転々とし、たどり着いたのが試食販売。

 その仕事は、不安定でアパートの家賃も払えなくなり、ついに、ネットカフェで寝泊まりするようになったとか。

 なぜ、その時点で、誰かに相談しなかったのか。

 誰にも助けを求めず、必死に試食販売の仕事があるところに出かけていた彼女。しかし、コロナは彼女の仕事を奪ってしまった。

 ひとり親家庭のきつさも、並大抵ではありません。ただ、離婚女性など、ずっと一人暮らしだった高齢女性の貧困問題にはほとんど陽があたっていません。

 渋谷のバス停で亡くなった女性のことは他人事ではないと思った女性は少なくなく、「彼女は私だ」という声が大きくなりました。

 公務員も非正規が多いし、大学院を出ても1年契約だったりで、不安定なことに変わりはありません。

 女性不況はかなり深刻で、このままでは飲食店、旅館などで働く女性たちには住まいを失う人も出てくるでしょう。

 40年前から、女性が結婚出産しても、仕事を辞めないでいい働き方のできる社会、一旦辞めてもやり直しのきく社会にしたいと活動してきました。ただ当時より、人を単なる労働力としてしか見ない社会になってしまったようで残念ですが、めげずに女性不況を産む政策や社会制度を変えていくつもりです。

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著者

円 より子

円 より子

選挙 第49回衆議院議員選挙 (2021/10/21)
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肩書 元参議院議員3期17年(民主党副代表)、参議院財政金融委員長
党派・会派 国民民主党
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