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天木 直人 ブログ

射撃訓練を中止させたと言わんばかりの安倍首相の大嘘

2018/6/24

 安倍首相の口から出る言葉はことごとくウソであると相場は決まっている。

 しかし、「慰霊の日」の追悼式典に出席してまでウソをついては駄目だ。

 私がここで言っているのは、追悼式典におけるごまかし挨拶の事ではない。

 式典終了後に行われた記者団とのやりとりで口にした大嘘の事だ。

 すなわち、安倍首相は、きのう6月23日、沖縄全戦没者追悼式終了後に記者団の取材に応じ、米軍基地からの流れ弾事件について次のように語ったという。

 「昨日、わたくしからハガティ米国大使に対しても協力を要請したところでありますが、この結果、射場において当面使用しないということになっております」

 これほどの大嘘はない。

 そしてこれほどの大嘘を、何の追加質問もせずそのまま垂れ流したメディアの無責任さはほとんど犯罪的な情報操作だ。

 何も知らない一般読者は、安倍首相は米国に射撃訓練を止めさせた、さすがは安倍首相だ、よくやってくれた、と思い込んでしまう。

 しかし実態は全く違う。

 安倍首相が真っ先に国民のためになすべきは、米国に徹底調査させて、それが米軍射撃訓練からの流れ弾だったことを認めさせることだ。

 そして流れ弾であることは間違いないのだから、謝罪させ、二度と起こらないように対策を確約させることだ。

 だから記者たちは、真っ先に安倍首相にこう質問すべきだ。

 協力を要請したとは、具合的に何をどうしてくれと要請したのかと。

 ハガティ大使はそれに対してどう答えたのかと。

 そして、記者たちが何よりも安倍首相に質問すべきは、「射場において当面使用しないことになっております」とは、どういう意味なのかということだ。

 安倍首相はたちどころに答えに窮するだろう。

 飲酒運転の時も、暴行事件の時も、事故の時も、その直後は自粛するが、わずか一日や二日で自粛規制を撤廃する事がこれまでの常だ。

 今度の事件も同じ事の繰り返しで終わる。

 いや、そもそも、安倍首相は本当にハガティ大使に直接自ら抗議したのか。

 そして、たとえハガティ大使に抗議したとしても意味はない。

 抗議すべきは在日米軍の責任者なのだ。

 そして在日米軍の責任者は決して日本の言う事は聞かない。

 なぜなら、いまの安保条約の下では、米軍は好きな時に、好きなだけの米軍を、好きなように、日本全土で運用できる事になっているからだ。

 その事を記者が知らないはずがない。

 知っていながら質問せず、安倍首相の言葉をそのまま垂れ流した記者たちは、皆安倍首相を困らせないように忖度しているのだ。

 ならば安倍首相に一切の忖度をしない野党が、安倍首相に迫るべきだ。

 おりから明日25日から、国会が再開される。

 集中審議が行われる。

 米朝合意やモリカケ疑惑追及など、聞くべき事は多いが、野党が真っ先になすべきは、この米軍射撃弾事故に関する安倍首相の大嘘を暴くことである(了)

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